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賃貸経営をされていると建物の共用部分で様々な点検義務が発生します。そのうちの一つが「消防設備点検」です。しかしながら、賃貸オーナー様のなかには、「消防設備点検」とはなんなのか、実施する義務があるのか、どんな事を点検すれば良いか分からない方も多いかと思います。
今回のコラムでは消防設備点検についてお伝えいたします。
共同住宅の消防設備点検とは?
消防設備の設置が義務付けられている建物の消防設備に関しては、点検をする義務があります。もちろん、マンションやアパートなどの共同住宅にも、「防火対象物」と呼ばれる消防設備があります。これらの消防設備は火災になった時に、住人の命を守る大切なものなので、いかなる時でも正常に動作しなければなりません。そのために、定期的に点検確認し、報告する義務があるのです。
誰が点検をするのか?
消防法17条により、消防設備点検の義務を負うのは、
- マンションの所有者(オーナー様)
- マンションを管理している者(管理会社)
- 住んでいる占有者(入居者様)
のいずれかになります。
オーナー様や管理会社が義務を負うのはもちろん、入居者にも点検の義務はありますが、実際は、資格者を有する関連業者に依頼をして点検を行うことが多く入居者側はそれに応じる形になります。しかしながら、マンションの入居者からは「知らない人に部屋に入られるのが嫌」だと思われたり、そもそも不在で部屋に上がらせてもらえず、ちゃんとした点検が出来ていないことが多いです。極端な話ですが、1棟のマンションに20室の部屋があるとして、そのうち2室しかきちんと点検ができなかったとしても、オーナー様が払う費用は同じです。
そこで、やはりなんのつながりもない外部の業者よりも、入居者さまとのつながりがある管理会社が間に入ることで、対応しやすくなるというメリットがあります。管理会社はお部屋の鍵も預かっているので、入居者様が不在でも「部屋に入って点検をしても良いか」という許可も得られやすいです。入居者様との信頼関係があるので、意義のある消防設備点検を実施することができていると思います。
賃貸オーナー様で建物のメンテナンスに関しご不安や気になっていることがございましたら、お気軽にご相談ください。
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この記事の執筆者紹介
ミノラス不動産
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