資料ダウンロード 専門家へ相談 LINEで問い合わせ お問い合わせ
お取引のないオーナー様はこちら
0120-958-870
(受付時間:9:30〜17:30/毎週水曜定休)
管理契約済みのオーナー様はこちら
0120-379-072
(受付時間:9:30〜17:30/毎週水曜定休)

お役立ち情報

大切な資産を「守る」「つなぐ」「増やす」ために
役立つ不動産の市況や経営の情報をご紹介

2017.06.21

賃貸住宅の経年による賃料下落率

はじめに

 「経年劣化」とは、読んで字のごとく、年月が経つにつれて製粉の品質が低下していくことを言います。

 日本の少子高齢化や、コロナ流行によって「リモート」が定着したことで人口が減る一方で、新規賃貸物件は年々増え続けています。物件が「供給過多」の状況になっているのです。

 「経年劣化」と「供給過多」の影響によって、賃貸物件の賃料は年々下落していきます。どの物件にも必ず関わってくることであり、仕方のないことかもしれません。しかしながら、これらの影響度を知っておくことは、賃貸経営において重要なことと言えます。

 そこで、今回は、㈱船井総合研究所 賃貸管理ビジネス研究会調べの「賃貸住宅の経年による賃料下落率」の東京都のデータを基に、経年劣化による家賃の下落についてお伝えします。

調査結果

下の表とグラフは、以下の条件で調査、経年が賃料に与える影響を分析した結果をまとめたものです。

  • 対象物件:1980年築 駅から徒歩10以内の賃貸マンション
  • 対象駅 :西新宿駅、江戸川橋駅、池袋駅、日本橋駅、飯田橋駅、渋谷駅、新小岩駅、西新井駅
  • 平米数 :15㎡以上20㎡未満、20㎡以上25㎡未満の2区分
  • 経年数 :3年経過時、5年経過時、10年経過時、15年経過時、20年経過時、25年経過時、30年経過時
  • 参考データ:大手不動産ポータルサイトの募集事例データ(1209室 2016年)

分析と考察

エリアや区分による違いはありますが、上の表とグラフから以下のことが言えます。

  • 東京都の場合、経年劣化が賃料に与える影響は年率平均に換算すると△0.75%前後
  • 賃料が安定しているように見えても、実際は常に賃料下落リスクにさらされている

 これは、コンスタントに需要増を上回る新規供給が行われる中で、「できるだけ新しい物件に入居したい」という需要層の意向の現れです。

 全国の家賃の1年間の下落率はおよそ1%、下落率の高い地方エリアで1.4%です。 もちろん家賃は経年だけで決まるわけではありません。地域の動態や物件供給バランスに左右される部分も大きいですし、立地や条件に影響を受けます。
 しかし、今後も全国的に需要増を上回る新規供給数が予測される中では、経年劣化による賃料の下落リスクを前提とした賃貸マンション、アパートの運用・管理が重要であるといえます。

▶確定申告セミナーアーカイブ動画配信公開中!視聴はこちらから
▶お問い合わせはこちらから
▶メルマガ会員募集中!賃貸経営に役立つ情報を定期的にお届けいたします!!会員登録はこちらから
▶賃貸経営に役立つ勉強会はこちらから

この記事の執筆者紹介

アバター画像

ミノラス不動産

私たちは次世代へ大切な資産を「守る」×「つなぐ」×「増やす」ために、お客様の不動産継承計画を共に実現させる不動産サポート企業です。

メルマガ 情報誌Minotta無料購読 YouTube LINE会員募集中 専門家へ相談① 専門家へ相談②