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空室が続いているお部屋には何かしらの弱点や敬遠されるポイントがあります。しかし、ターゲット層を思い切って変えることで、今まで弱点に思えていたところが強みに変わる可能性があります。
駅から遠い物件
最寄り駅から徒歩15分以上ある物件は一般的に「駅から遠い」という理由で敬遠されがちです。確かに「駅からの距離」という点だけで見ると、このような物件は魅力がなくなり空室になる可能性、空室が長引く可能性は高まります。しかし、駅からの距離だけが入居希望者の条件ではありません。駅から遠い物件をお持ちのオーナー様は、物件の周辺にどのような施設があるか徹底的に調べてみてください。スーパーや病院、保育園、学校、工場、大手企業などがあるかもしれません。例えば、高齢の入居希望者さんにとっては駅からの距離よりも病院やスーパー、行政施設が近いことが重要かもしれませんし、お子さんがいる家庭では公園や学校が重要かもしれません。
1階の物件
1階のお部屋は、一般的に防犯上の観点から敬遠されがちです。こういうお部屋の場合、若い方からは不安視されるかもしれませんが、高齢の入居者の場合は階段を使わなくてよいという点がメリットになることもあります。また、窓の前にスペースがあれば、バイクをお持ちの方などに対して、お部屋からバイクを確認できるという点を押し出すこともできます。
このように、物件の弱点はターゲットをしっかりと設定することで、強みに変えることが出来る可能性もあります。ターゲットをどのように設定すればよいかは、現在入居されている方の属性などを徹底的に分析をしてみることです。なぜなら、現在の入居者さんはその物件に何かしらのニーズがあって住み続けているからです。
そして、ターゲットを確認したうえで、以下の基本事項をチェックしてみましょう。
チェックすべき基本事項
- ①家賃が適正かどうか（近隣相場と大幅な乖離がないか）
- ②共用部の設備が綺麗かどうか（ポストや手すりなど）
- ③外壁が汚れていないか
- ④清掃は行き届いているか（私物や自転車の放置、雑草など）
一般的に弱みとされてしまう部分もターゲットを決めることで強みに変えて、募集に活かすことができます。まずは、現状の分析を、上記のチェック事項を基に行ってみてください。
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この記事の執筆者紹介
ミノラス不動産
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