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空き倉庫・テナントのバイクパーキング活用
1階テナントは2階以上のテナント(空中店舗)より需要も多く、空いてしまっても次の利用者を見つけることが比較的容易です。しかし、立地や規模・築年数などの条件によっては、なかなか借り手が見つからないケースがあります。
また、インターネットが普及し、インターネット上でビジネスが完結する世の中になってきています。そのため、わざわざ倉庫を借りてビジネスを始める人が減少しています。「募集をしてもなかなか借り手が見つからない…」そんな時、活用方法の1つとしてご提案したい方法がバイクパーキングです。
バイクパーキングの需要
国土交通省の資料によると、令和元年度末時点で、全国の自動二輪駐車場は2,599箇所であり、平成18年度と比べるとその数は約10.4倍に増加しています。しかし、保有台数1,000台あたりの駐車場台数については、自動車が 69 台あるのに対し、自動二輪車は11台(自転車駐車場での受け入れを含めると54台)とまだまだ少ない水準と言えます。 「増えてはいるが、まだ不足している」というのが、自動二輪車駐車場の現状です。
国土交通省の調べによると、令和4年4月末時点で、自動二輪車の保有車両数は3,904,018台にのぼります。
こういった需要と供給のバランスから、比較的早く満室稼働を実現することができます。
屋内バイクパーキング運営のメリット
1.投資額が比較的安価でできる
広さやどのような駐車場にするのかによって変わってきますが、ラインで場所を区切っただけのシンプルなものだと、看板代や内装費などを合わせても50万円ほどあればできます。また、準備期間も約1ヶ月あれば可能です。投資額に余裕があれば、車止め、ストッパーを設置してバイクが倒れないようにする、防犯カメラを設置してセキュリティを高めるのも良いです。
2.安定稼働
先にも述べたようにバイクパーキング自体増えていますが、まだ供給が足りていません。屋内タイプとなるとさらに少ないため、賃料設定次第で満室稼働を確保できるようになります。
3.他の用途に転用しやすい
他の用途に転用したい場合でも、最低1ヶ月以上の期間があれば利用者の立退きが可能となります。
屋内バイクパーキング運営のデメリット
1.管理運営の手間が発生する
利用者募集から申込手続きや契約、運営するための管理が発生します。インターネットで駐車場を探されている方が約7割~8割と多いです。そこで、インターネットに駐車場の情報掲載し、現地看板等を設置することで募集します。また、クレームや滞納なども対応する必要がでてきます。
2.騒音問題
利用者によっては、入庫直前までエンジンをつけている、屋内でエンジン空ぶかしをするなど、騒音問題が発生する場合があります。
バイクパーキング事例
西蒲田にある屋内バイクパーキングをご紹介致します。
・バイク貸出賃料:5,000円~15,000円
(スペースの広さにより異なります)
・台数:10台分
・初期費用:約40万円
→ライン、入口引き違い戸設置、流し台その他
■賃料収入 約126,000円/月
■管理費 約27,000円/月
■粗利 約99,000円/月
※投資額を40万円を約4ヶ月で回収
土地の活用やテナントの活用でお悩みでしたら、お気軽にお声掛けください。
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この記事の執筆者紹介
ミノラス不動産
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