事例の紹介
大切な資産を「守る」「つなぐ」「増やす」ための
実事例をご紹介
駐車場の一括貸し
土地活用の形はさまざまです。今回は、建物の解体後に、更地を駐車場一括貸しを行った事例をご紹介します。特定の方に貸し出す事で、その土地を最大限活かしています。
駐車場用地一括貸しに至った経緯
古い建物を解体して更地にした段階から、賃貸物件の建築を検討していました。しかしながら、建築費が高く多額の借入を要するため、建築することは難しいとの結論に至りました。
そこで、次に検討したのがコインパーキングでした。近隣に時間貸し駐車場が少なく、北側東側二方向道路に面しており、ニーズもあり適した場所と考えられます。しかし、車室は4車室分プラスアルファのスペースがあるのですが、東側の道路には敷地に面して電柱・電柱支線、また消火栓ボックスが立っており、敷地内に入る場所が1車室分しかありません。
また、北側の道路にはガードレールが敷地に面して設置されているため、こちらも敷地内に入庫するスペースが1車室分しかないため、残りの2車室分が有効にスペースを活用できないことがわかりました。東側では、仮に電柱と電柱支線の場所を移動又は視線を無くしたとしても、約100万円ほどの移動費用がかかり、消火栓ボックスを移動する場所を確保する必要があります。北側では、ガードレールを撤去する事を検討しましたが、通学路となっているため、安全性の観点から撤去に近隣の方々の同意を得られにくい、撤去可能だとしても全撤去することができないなどの問題が残ります。そこで、駐車場用地の一括貸しを考えました。
駐車場用地一括貸し
通常であれば3台しか駐車できませんが、特定の方(特に法人様)に一括してお貸しすることで敷地を最大限活かせ、その分賃料収入も入ります。1つの法人様に一括貸しを行い、車4台と社員の方の自転車駐輪スペースも確保することができました。
結果として、ご利用される法人様に喜ばれ、駐車場のオーナー様により多くの賃料収入をもたらすことができました。
編集後記
法人様によっては、社有車を複数台駐車できる場所を探していることもあります。現在は別々の駐車場に駐車されていても、同じ場所に駐車できれば借りたいという潜在的なニーズもあります。
土地を最大限活かすには、駐車場一括貸しとしての活用もご検討してみてはいかがでしょうか。