【大田区不動産ニュース】賃貸仲介の動向-繁忙期・閑散期のお引越し比較-
当社の仲介店舗(蒲田店)にご来店いただいたお客様から回答いただいたデータ・賃貸仲介スタッフが聞いたお客様の声・大田区近隣の仲介業者様の声・賃貸ポータルサイトから収集した情報をもとに、リアルなお部屋探しの動向をお伝えいたします。賃貸経営をする上でのヒントとしていただければ幸いです。
1年間の中で1~3ヶ月が最も引っ越しの多いシーズンで、賃貸業界の繁忙期です。4月、5月とお
引越しをされる方が減っていき、8月までは閑散期。次に9月の法人異動が多い時期が第2繁忙期
とも呼ばれます。9月に入る前の今の時期は、引っ越しをされる方が少ないタイミングです。今月は、
時期による動きの変化に注目して、お部屋探しの動向についてお伝えいたします。来年の動き方の
参考にもなります。
引っ越し理由 繁忙期と閑散期3か月間の比較と地域性の関係について
※当社管理物件へお申込の方へのアンケートより集計
お引っ越し理由について、繁忙期と閑散期の3ヶ月間の比較をしてみましょう。
まず、お引っ越し件数が大幅に異なっています。繁忙期(1月~3月)は265件、閑散期(4月~6月)は180件と、繁忙期に対して閑散期3ヶ月は約3割減少しています。もちろん、解約件数が1~3月に多いことも関係しますが、まずお引越し時期が集中していることが分かりやすい点です。
また、理由に注目していくと、繁忙期・閑散期関わらず、『就職・転勤・転職』理由によるお引越しが上位を占めています。これは、先月もお伝えしておりますが、大田区・品川区が都内・空港・横浜方面へ行きやすく、お仕事をされる単身に選ばれやすい街ということが関係しています。繁忙期と閑散期の差として見えるのは、この『就職・転勤・転職』によるお引越しの割合が、繁忙期から閑散期にかけて6割から4割に減少していることです。その一方で『独立』『通勤時間短縮』『同棲』『結婚』理由の割合が全体に対して増えています。また単身の方が少なくなり、2名入居希望の方が増えております。6月は来店した方のうち、4割がカップル・家族入居でした。属性が変化している様子が分かります。
今回比較して分かることは、就職・転勤・転職の方が減ることで、お部屋探しの総数は繁忙期と比べて閑散期は大幅に減少するということです。ただし、それ以外の理由でお引越しをされる方は、時期関係なく一定数存在します。引っ越しの方が少なくなるのは事実ですが、全く動きが無いわけではなく、適切な条件で募集をしている物件は十分に決まる可能性があるのです。
現代のお客様のお部屋探しの方法-イメージ重視のお部屋探し その2-
先月、現在のお部屋探しの方法として、画像や動画などのイメージ情報からお部屋を決められる方が多いとお伝えさせていただきました。特に、どのような写真が掲載されていると良いのか、一つの指標をお伝えいたします。
某ポータルサイトでは、5つの項目の写真を重要カテゴリとして設定されています。 それが『外観』『間取り図』『居室・リビング』『キッチン』『バス・シャワールーム』です。この5つのカテゴリが、媒体上で最も閲覧される写真とされており、この5点に加えて、その他のトイレや玄関などの写真を掲載しています。写真の種類が多いほど、目に留まりやすく、お問合せにもつながりやすいと言われ、当社でも写真の種類や枚数は意識をして掲載をしているポイントです。また、例えばキッチンが注目されることから、ガスコンロ付でないお部屋は設置をするなど、写真の見え方から対策検討も行っています。来店をされる方からも、写真の印象からお問い合わせをしたという声もいただいていますので、意識をして見ると有効です。
希望設備ランキング-6月編-
当社は、実際のお部屋探し対応から、空室に対したリアルなご紹介時・内見時の声をお届けしています。空室対策の案に繋がるよう、お声を上げさせていただきますので、気になることがありましたら、当社担当へお気軽にご相談下さい。