【大田区不動産ニュース】4月賃貸仲介の動向

今月は、昨年と比較して反響数に大きく変動はありませんでした。解約数・募集件数は昨年よりも少ないですが、人気物件の募集が始まり、お客様からのお問い合わせが集中したことから変わらない数値となりました。
また、申込数が昨年よりも増えており、法人様から新入社員様の社宅のお探しでご成約をいただけたことから昨年よりも少し増えております。
賃料上昇により社宅規定変更の検討も
4月は提携法人様から、新入社員様の社宅探しのご依頼を多くいただきました。
4月に入社して1カ月間研修後に配属が確定し、社宅のお探しの企業様や、ゴールデンウィークの期間でお引越しをご希望のお客様が多くご来店いただきました。例年よりも賃料が上がっているため、社宅規定内で希望物件をお探しすることに非常に苦戦したため、繁忙期期間(1月~3月)にお探しした企業様含めて、来年度以降の社宅規定(特に賃料面)を見直すことをご検討される法人様が多くなりました。
個人のお客様では、特に転勤・転職のためお引越しをご希望のお客様が多数を占めました。図1は、弊社にお部屋探しでご来店していただいたお客様のお部屋探し理由です。転勤や転職の方は、遠方からお引越しをご希望のお客様が多く、物件資料のみで決められる方や、オンラインで物件のご紹介・ご内覧をして決められる方がほとんどでした。弊社の管理物件でも未内見でご成約いただくため、ポータルサイト(スーモ等)に掲載されている、物件情報、設備、お写真の質が非常に重要です。
そのため、現在募集中の物件があるお客様は、ポータルサイトをご確認いただき、物件情報やお写真がしっかりと掲載されているかご確認いただくと、お問い合わせに繋がり早期成約に近づけることができると思います。

管理物件申込みレポート

〇解約数 昨年対比 12.65%減
今年の繁忙期である2025年1月~3月の管理物件のデータをまとめました。特徴としては、解約件数、募集数が少ない点です。昨今の賃料上昇傾向により、募集物件の賃料上昇が影響し、現在お住まいのお部屋の更新をされるケースが多くなっていると予測できます。
〇単身タイプは2月 ファミリータイプは4月が最多申込み
2024年4月~2025年3月の弊社管理物件のお申込数を、月ごとに出しました。

結果は、単身タイプの場合、2月、3月、1月の順でお申込数が多く、5月、10月、11月の順でお申込み
が少ない結果となりました。
1月~3月は転勤、転職の方の需要が多いため賃貸業界では「繁忙期」と呼ばれています。
一方、5月からはお引越しの需要は少し落ち着く時期となります。グラフを見ても、ゴールデンウィークがあることもあり、5月にお部屋探しをされる方は少ないことがわかります。しかし、8月は夏季休暇の時期ではありますが、9月に異動が方も少なくないため、8月下旬にはお申込み数は5月ほど落ち込みません。
ファミリータイプの場合、4月、12月、3月の順でお申込数が多く、10月、9月、11月の順でお申込数
が少ない結果となりました。
単身タイプで1番お申込数の多かった2月、ファミリータイプの動きは落ち着いており、単身タイプ
の動きが落ち着きはじめる4月、ファミリータイプの動きが1番活発になります。ファミリータイプの場
合、理由が「結婚」「同棲」「広いところに移りたい」という方が多いため、時間をかけてお部屋探しをする方の需要があります。また、複数人でどのお部屋にするのかを決断するため、「繁忙期を避けて
落ち着いて探したい」というご意見もあります。間取りごと、物件ごとニーズは異なります。
ミノラス不動産では、実際のお部屋探し対応から、空室に対したリアルなご紹介時・内見時の声をお届けしています。 空室対策の案に繋がるよう、お声を上げさせていただきますので、気になることがありましたら、弊社担当へお気軽にご相談ください。