【大田区不動産ニュース】6月賃貸仲介の動向

今月は、昨年と比較して全体的に大きな数値の変動はありませんでした。
お問い合わせ(反響・法人紹介)いただくお客様の層には変化が見られました。昨年は、カップルでの同棲やご結婚などのファミリーでのお引越しが多くいらっしゃいました。しかし、今年は一転して、転勤・転職でのお引越しのお問い合わせが多く、繁忙期から続いて単身者様の動向が活発と言えます。
閑散期突入も需要は高水準
〇法人
6月は、先月に引き続き、提携法人様から、中途採用・転勤を理由にお引越しを希望される方のご紹介を多数いただきました。中でも多い引越し理由は、転勤でした。都内での仕事をメインとする企業が増えてきており、東京に人を集中させているというお声をいただきました。これについては、先月から流れが続いていると言えます。8~9月頃の転勤に向けて、今後も単身者様の動向を注視しておく必要がありそうです。
また、マンスリーマンションの需要が高まっています。研修や工場などの現場仕事の方の応援要請(出張等)を理由に、「3~6か月間、マンスリーマンションを利用したい」とのお問い合わせを多くいただきました。転勤や中途採用だけでなく、出張なども増えていることから都内近郊に人が集まっていると考えられます。
〇個人
個人のお客様では、転職・転勤を理由とした引越しが変わらず多いですが、少しずつファミリータイプのお引越しをご希望されるお客様が増えてきました。ファミリータイプをご希望のお客様がご来店した際にお話を伺うと、「じっくり探したい」という方が多い印象でした。そのため、6月にご成約いただいたお客様は少なく、良い物件が出てきたらという声を多くいただきました。
また、前ページでも記載のある通り、内見をせずにお申し込みをいただくお客様が多い傾向にあります。特に、転勤や転職等でお引越し経験のある方からは、「内見しなくても、掲載されている写真や、物件の現地(外観や周辺環境等)からお部屋のイメージを把握できる」とのお声をいただきます。
そのため、スーモなどに掲載されている写真の質(明るさや広く見えるか等)をご確認いただくとともに、建物の共用部分(ポストや階段、ごみ置き場等)の管理をしておくことが、早期成約に繋がるポイントとも言えます。一度、ポータルサイトや共用部をご確認してみてはいかがでしょうか?
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管理物件申込みレポート

今回は、該当期間の動向データ、内見の実施・未実施の割合、入居人数の比較について、昨年の同時期と比較できるように表にまとめました。
内見の実施と未実施
表2をご覧ください。先月までと変わらず、内見をしないまま申し込みをいただくケースが多くを占めました。繁忙期が終了してもなお、この傾向に変わりはありません。昨年同時期は、内見の実施と未実施の割合はおおよそ五分五分でしたが、今年は内見を実施したのが25%、未実施が75%と大きく差が出る結果となりました。
未内見でいただいたお申し込みは42件でした。このうち、16件は大田区から大田区への引っ越し、18件は一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)からの引っ越しでした。このことから、内見ができる距離にお住まいの方でも、インターネットに掲載している情報や写真をもとに引っ越し先を決定していることが分かります。
情報社会の今、インターネット上には情報が溢れかえっています。情報を探している方に、正しく・最新の情報を提供していくことが求められています。また、ポータルサイトでは条件により絞り込みができ、条件に当てはまらない物件は、物件情報を見てもらう機会も少なくなってしまいます。ご自身の物件情報について、情報に間違いはないか、写真は最新で見やすいものか、条件は今のままでよいのか等、ご確認してみてはいかがでしょうか。
入居人数の比較
表3をご覧ください。入居人数を比較したところ、単身で入居される方は昨年同時期61%よりも、10%アップした71%となりました。これは、昨年や一昨年より、転勤・転職で引っ越しされるお客様が増加していることが一番の要因と考えられます。このことから、法人の動きがより活発になってきていると読み取れます。
ミノラス不動産では、地域密着の不動産会社として地域の企業様と提携を結んでおり、毎年お部屋探しの社員様を多くご紹介いただいています。様々な部署のスタッフが一丸となって満室経営に寄与していますので、お困りごとがある方は、お気軽にお問い合わせください。