【大田区不動産ニュース】12月賃貸仲介の動向

今月は、昨年と比較すると全体的な数値として少ない結果となりました。先月までにお伝えしている通り、今年の春の繁忙期で物件数が不足していたことを受け、多くの法人様の動き出しが早まっている傾向にありました。よって、すでに物件が決まったお客様も多数いることが予測されます。そのため、昨年対比よりも減少して見えると考えられます。しかし、繁忙期に向けて1月~2月ごろにかけていずれ
の数値も増加していく見込みです。
賃貸仲介の動向
――春に向けて動き出しが見えるも、進みにくい状況か
〇法人
12月は提携法人様から、新入社員様の社宅やお部屋探しに関して多くのご相談をいただきました。「採用が遅れてしまっており、人数等が確定していない。人数が決まらないことには、なかなか動きだせず、昨年よりもお部屋探しのスタートが遅くなってしまっている。」という法人様もいらっしゃいました。
また、近頃は相場賃料が上昇傾向にあり、例年通りの社宅規定だと該当物件の数が少なくなってしまいます。そこで、社宅賃料の見直しや、対象エリアの拡大などの検討が必要になっている法人様もいらっしゃいます。こういった条件が確定していないため、社員様との相談が進みにくく、結果としてお部屋探しのスタートが遅くなってしまっていると考えられます。
以上のようのような背景から、年明けには物件探しを始める法人様が急増し、物件の取り合いになってしまうことが見込まれます。前ページにも記載のある通り、物件の解約が出た際にはすぐに募集をかけていただくことで、早期成約に繋がるチャンスであると考えられます。
〇個人
個人のお客様は、転職・転勤を理由とした引越しが依然として多い傾向にあります。転勤を数回されている方からは「賃料が上がりましたね」という声を多くいただき、賃料を理由に苦労されている方が増加している印象を受けました。
一方で、来年4月に新入社員として入社するため、物件を探し始めるお客様も増えてきました。こういったお客様は、「物件は設備も含めて気に入っているけど、今お申し込みをしてしまうと契約開始日が早まってしまうことが気がかり」と、即決はせずに時間をかけて検討する傾向が強くなっています。特に、初期費用(敷金・礼金等)が高いことについて、ご両親にご相談をする方が多数いらっしゃいました。
以上のことから、年明けにはご両親と一緒にご来店・ご内覧等を行うお客様が増えてきます。長期で空室になっている物件に関しては、礼金を下げることや、フリーレント(家賃無料期間)などのキャンペーンをつけることでお客様にも喜んでいただける手立てだと考えられます。
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管理物件申込みレポート
2025年11月15日~12月14日のデータ
◆申込数 45件
| 解約数 (12/1~12/30) | 成約数 (11/15~12/14) | 募集件数 (11/1~11/31) | 入居率 (10月末時点) | |
| 2024年 | 52件 | 68件 | 49件 | 99.22% |
| 2025年 | 47件 | 55件 | 54件 | 99.13% |
引っ越しシーズンの今「解約物件」をどう募集するか?
◆今月の市場動向 ―「繁忙期だからすぐ決まる」?

まず大切なのは、解約が出たらできるだけ早く募集を開始することです。
普通賃貸借契約の解約予告期間は一般的に1 か月前とされていますが、ミノラス不動産では個人名義の契約の場合、40日前と定めています。つまり、退去の約1 か月前には募集を開始すると決めているのです。
特に繁忙期は、退去前から物件探しを始めている方が多い時期です。現在は、インターネット上で物件情報や立地、室内写真などを確認できるため、退去前であっても多くの情報を得ることができます。そのため、退去前の段階で申し込みに至るケースも年々増えています。
解約後すぐに募集を開始することで、入居希望者の選択肢に入れてもらえる確率は大きく変わります。また、賃料や条件設定の見直しは必ず行うことも重要です。建物の資産価値を高められるかどうかを判断することは、時期にかかわらず大切ですが、繁忙期は特にその重要性が増します。需要が高い分、家賃を下げずに、場合によっては上げても成約に至る可能性が最も高い時期だからです。
現在の賃貸市場は、全体的に家賃が上昇する傾向にあります。立地、築年数、部屋の形、設備状況など、物件が持つ要素を一つひとつ確認し、今の市場に合った条件を設定することが何より大切です。何も見直さずに「前回と同じ条件で良い」としてしまうと、本来得られたはずの成約機会を逃してしまう可能性がある点には、十分注意が必要です。
◆まずはゴール設定を ― 成約を逃さないことの重要性
繁忙期がチャンスであるということは、繁忙期を過ぎると成約の機会が減ってしまうということでもあります。解約が出たタイミングで、「いつまでに決めるのか」「どのような条件で決めたいのか」といったゴールを設定しておくことが大切です。
募集中の物件については、募集情報が見られているか、問い合わせが入っているかなどを定期的に確認し、状況に応じて再度条件を検討していく必要があります。基礎的なことではありますが、こうした積み重ねが空室期間の短縮と、安定した賃貸経営につながります。
お部屋ごとの対策を一緒に考えます。お気軽にご相談ください。
ミノラス不動産では年1 回、満室時であっても建物一棟を対象に、部屋ごとの査定を実施しています。これは「リーシング診断」と呼ばれ、現在の相場をもとに査定を行うほか、退去時に導入・更新すべき設備をあらかじめ設定するものです。これにより、解約後すぐに募集を開始できる体制を整えることができ、また設備変更の内容を事前に募集条件へ反映することで、部屋探しの段階から魅力を感じてもらいやすくなります。繁忙期の成約でお悩みの際や、判断に迷われた際には、ぜひ一度ご相談ください。




