【大田区不動産ニュース】3月賃貸仲介の動向

今月は、昨年と比較すると、反響数・来店数・申込数のすべてにおいて上昇傾向が見られました。法人からのご紹介や転勤による需要の増加に加え、物件数の不足によりお部屋探しの動きが滞り、3月に需要が集中したものと考えられます。
賃貸仲介の動向
――繁忙期終盤の動向から見る 入居ニーズの変化と今後のポイント
〇法人
今月は提携法人様からは、4月の転勤に伴うお引越しをご希望のお客様をご紹介いただくケースが多く見られました。また、新入社員様の社宅探しにおいても、継続的にご相談やご紹介をいただいています。
3月末までのご入居を希望される方が多い一方で、即入居可能な物件が不足していたため、結果として4月中旬から下旬に入居可能なお部屋での成約が中心となりました。転勤のお客様の中には、4月1日から入居までの期間をホテルで過ごされる方や、新入社員様においては、ご実家やマンスリー、ホテルなどを一時的な住まいとして対応されるケースも見られ、お部屋探しに苦戦されている状況がうかがえます。
〇個人
個人のお客様においても、就職や転勤に伴うお引越し需要が多く見られました。特に転勤の方は遠方にお住まいのケースが多く、オンラインでのご案内や、内見を行わず資料や写真のみでご成約いただくケースも増えています。物件確保はスピードが重要であるという認識が広がっており、早期に決断されるお客様が増えている傾向です。
4月以降も一定の需要は見込まれます。早期成約を実現するためには、解約後すぐに募集を開始するなど、迅速な対応が重要となります。
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管理物件申込みレポート
2026年2月15日~3月14日のデータ
◆申込数 83件
| 解約数 (3/1~3/30) | 成約数 (2/15~3/14) | 募集件数 (2/15~3/14) | 入居率 (2月末時点) | |
| 2025年 | 69件 | 67件 | 69件 | 98.49% |
| 2026年 | 77件 | 75件 | 75件 | 98.67% |
2026年繁忙期終盤 成約状況は?
1月から3月にかけて、今年の繁忙期は「空いたらすぐ決まる」傾向が顕著に見られました。1月から本記事執筆時点(3月前半)までに申し込みいただいた141件のうち、募集開始から1週間以内に成約した件数は108件と、約4分の3を占めています。

さらに、今回は「賃料上昇」も特徴的でした。直近3ヶ月間の成約平均賃料は、前年の9.33万円に対し、今年は10.11万円と、約7,800円上昇しています。
これは、周辺相場や競合物件を踏まえ、賃料を上げられる物件は値上げし、据え置くべき物件は維持するなど、個別に適切な判断を行った結果です。すべての物件で賃料が上がったわけではありませんが、全体としては上昇傾向が見られる繁忙期となりました。
今決まらないと危険信号
一方で、2ヶ月以上成約に至っていない物件は注意が必要です。
現在の市況では、繁忙期にも成約に至らない物件は、その後の需要減少の影響を受けやすく、空室が長期化するリスクが高まります。
ミノラス不動産で成約に至らなかった物件を分析すると、主な要因は「賃料設定の高さ」にありました。相場を踏まえつつも、より高い賃料での成約を狙った結果、反響数や内見数が伸びず、決まりにくくなっていたケースです。そのため、以下の対応によって成約に至るケースが多く見られています。
- 家賃を適正水準に見直す
- 広告料を追加する
現在、お問い合わせ状況が伸びず空室にお悩みの場合は、一度査定の見直しをおすすめします。その際は、個別の部屋だけでなく、「一棟全体での査定」を行うことが重要です。 一棟単位でバランスを確認することで、入居中の部屋も含めた課題の把握につながります。例えば、「同じ階・同じ間取りでも家賃に差がある」「長期入居により、現在の家賃が相場と乖離している」といった状況が見えてくることもあります。
賃貸経営では、こうした全体バランスを踏まえた長期的な視点が欠かせません。現状を正しく把握し、時流に合わせて柔軟に見直していくことが重要です。
市況の中で結果が分かれる今だからこそ、賃貸経営の“基本”の見直しが重要です。ミノラス不動産では「賃貸経営の基本勉強会」を開催していますので、ぜひお気軽にご参加ください。




