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ゴキブリ駆除と侵入防止のメソッド
賃貸物件において、嫌われているゴキブリの姿が出てしまうと、物件のイメージを大いに損なうため、オーナーにとって無視できない存在です。今回の記事の中に、ゴキブリ駆除を業務とする専門家のアドバイスを参考にし、ゴキブリ駆除と侵入防止の方法をご紹介致します。
日本に生息する主なゴキブリの種類
日本に生息する主なゴキブリは2種類です。
クロゴキブリ | チャバネゴキブリ | |
体長 | 30~40mm | 10~15mm |
出現 | 民家でよく見られる。 | 飲食店によく見られる。 |
特徴 | 多湿を好む。雑食性で、古い段ボールから石鹸まで餌とする。 | 繁殖力が高い。薬剤に耐性をもつこともあるため、継続的な駆除が必要となる。 |
ゴキブリ駆除業者によると、特に民家でよくみられるクロゴキブリは、本来野外に生息しており、夜間に排水口から出てきて、食べるものを求め屋内にはいってくるというゴキブリの習性があります。
ゴキブリの侵入防止対策
お部屋を綺麗にキープする
当然のことですが、隅々まで掃除する、食べカス、ほこり・髪の毛・ごみなど部屋の中に残さないなど、お部屋を清潔な状態に保つことが最も有効な防止対策です。
特に、不要な段ボールを部屋の中に置かないようにしましょう!段ボールはゴキブリにとって最適な環境です。保温性があり、卵を育てるのに最適な環境と されるため、段ボールのすき間に入り込むゴキブリも多いようです。
ゴキブリの侵入口を封鎖
侵入を防ぐには、窓、ドアをしっかりと閉めることが重要です。また、室内にありがちな隙間にも要注意です。例えば、ドアや網戸とサッシの間の隙間、玄関やベランダのわずかな隙間などです。
それ以外の侵入口はエアコンのホースや換気扇、排水口がある台所やお風呂場などです。このような隙間を埋めるのは一つの侵入防止対策です。
既にいるゴキブリを駆除するポイント
ゴキブリを駆除する際は、殺虫の薬剤を使いましょう!ゴキブリに直接噴霧する市販の殺虫剤や、煙を散布する薬剤、設置するタイプの薬剤、粘着シートなど、テレビで宣伝をしているようなものでも、十分な効果があります。ただし、使う際に、さらに呼び寄さないように、以下のポイントに注意ましょう!
- 設置型のものは使用期限があるため、期限内に取り換える
- ゴキブリに直接吹きかけて殺すタイプの薬剤や、ゴキブリが忌避する煙を散布する薬剤を使用する際に、設置型の薬剤に吹きかけない
- 設置型の薬剤は大量に設置した方が効果がある
- ゴキブリが現れやすい排水口がある台所やお風呂場などの水回り、玄関やベランダ、窓など、この辺りに重点的に薬剤をまいたり、噴霧する
まとめ
昔から「ゴキブリは一匹いるところには百匹はいる」と言われていますので、物件にゴキブリが出たらご入居者様の退去につながる可能性もあります。ご入居者様に長く住んで頂くため、事前にゴキブリの侵入防止対策や正しい駆除方法の選択が必要です。
※この記事は【家主と地主 2022年6月Vol.141】の記事を一部編集、転載しています。
この記事の執筆者紹介
ミノラス不動産
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