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宅配ボックスの普及と進化
宅配ボックス人気
共働き夫婦の増加や、コロナ禍で宅配ニーズが増えたこともあり、いつでも荷物を受け取ることができる宅配ボックスが自宅に必要不可欠だと考える人が増えています。全国賃貸住宅新聞が調査して発表している「この設備がないと決まらない」2022年ランキングでも、宅配ボックスは、単身タイプ向け8位、ファミリータイプ向け10位に入っています。また、マンション購入で重視するポイントを聞いた調査でも、新築・中古にかかわらず「宅配ボックス」がトップに挙がった例も出てきています。
住宅形態により異なる物件探しのきっかけ
アットホームが2022年10月14日、「住宅購入のプロセス&マインド」調査2022年度版発表では、物件選びに当たって、「最初から最後まで重視した仕様・設備」は、購入した住宅の形態別に、重視項目が大きく違っています。(下記グラフ参照)
マンションでは、新築・中古にかかわらず「宅配ボックス」がトップで、特に新築マンションにおいては38.5%と4割近くに達しており、中古マンションでも24.6%となっています。
宅配ボックスを重視する理由
リクルートSUUMOリサーチセンターが2021年に首都圏で新築マンションを買った世帯の共働き率の調査では、10年前の2011年には47.0%と半数以下だったのが、2021年には58.9%と6割近くに達していました。シングルなどを除いた既婚世帯だけでみると、共働き率は74.3%と4分の3近くに達しています。既婚世帯でも夫婦だけの世帯では、共働き率は88.7%と9割近くとなっています。そのような世帯は昼間は留守がちなので、いつでも荷物を受け取れる「宅配ボックス」は不可欠なものとなっています。
新たな種類の「宅配ボックス」が増加
新築マンションでは「宅配ボックス」のない物件は存在しなくなり、中古マンションでも後付けで設置するケースが多くなっているので、「宅配ボックス」の存在は当たり前になっています。更に、全戸分の「宅配ボックス」設置や「各住戸玄関前宅配ボックス」設置など利便性向上が図られています。また、宅配便のニーズで冷凍食品のとり扱いが増えていのに伴い、東急不動産とパナソニックは、提携して冷凍食品を取り扱える宅配ボックスの開発を進め、2024年3月竣工予定の2つの物件で、国内初の冷凍機能の付いた「宅配ボックス」を採用することが決まっています。今後は他の分譲マンションや賃貸マンションにも冷凍機能のついた「宅配ボックス」設置も増えてくるのではないでしょうか。
編集後記
いかがでしたでしょうか。
マンション購入や賃貸のお部屋探しにおいて、「宅配ボックス」は人気があるだけでなく必要条件となっています。今後も「宅配ボックス」は更に進化することになると思います。未設置の物件には設置のご検討を、新築物件には全戸分の宅配ボックスご検討など、されてみてはいかがでしょうか。
▶※この記事は講談社の現代ビジネスの記事を一部編集、転載しています。
この記事の執筆者紹介
ミノラス不動産
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