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若者の社会人が求める物件
2021 年 11 月 1 日、アットホーム株式会社(東京都大田区)が、2019年6月以降に賃貸住宅を契約し、一人暮らしをしている全国18~29歳を対象に実施した、現在住んでいる部屋の条件などについてのアンケート結果を公表しました。今回はその中から社会人に注目して、結果を分析します。
部屋の間取りについて
Q.現在の部屋の間取りを教えてください。(択一)
最も多い回答となったのは、「1K」で群を抜いて41.7%を占めました。続いて「1LDK」17.4%、「1R」15.5%という結果です。2K以上については選ぶ人がかなり少なくなっています。
考えられる理由としては、家賃の設定金額や、一人暮らし向けだと上位の間取りが多いことなどが挙げられます。
コロナによるリモートワークの浸透等により、広い間取りを求める方もいらっしゃいます。2K以上のお部屋が空室で困っているようなら、家賃の見直しも有効かもしれません。また、2人以上のご入居者様をターゲットにすることも良いでしょう。
築年数について
Q. 現在の部屋の入居時の築年数を教えてください。(択一)
最も多い回答となったのは「10年以内」17.2%でした。続いて「15年以内」が14.5%、「新築」が12.6%でした。
しかし、築年数については「20年以内」の物件も11.9%選ばれており、築年数が選ばれる条件の全てではありません。とはいえ、25年、30年以内となってくると選ばれる率は減っています。
人口が年々減る一方で新築物件は増え続けており、新しくきれいな物件が選ばれやすいです。築年数が長い物件についてはリフォームやリノベーション、修繕等を計画的に行い、競争力をつける必要があります。
最寄り駅までの徒歩時間について
Q. 現在の部屋から最寄り駅までの、徒歩の所要時間を教えてください。(択一)
最も多かったのは「10分以内」で25.2%、続いて「15分以内」が17.8%、3位が「5分以内」12.7%という結果でした。
全体として見ると「10分以内」に住んでいるのは55.1%にも上り、半数以上の方が徒歩時間を重視しているのではないかと考えられます。
最寄り駅からの距離が遠い物件については、建物設備や居室設備、入居条件などで魅力を感じてもらう必要がありそうです。
編集後記
いかがでしたでしょうか。
見方によっては、間取りが広い、築年数古い、最寄り駅から遠いといった物 件も一定数の方に選ばれているとも見てとれます。若者の社会人をターゲットとした時の参考にしてみてはいかがでしょうか。
この記事の執筆者紹介
ミノラス不動産
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