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2022.02.24

長期空室 5つの原因

 繁忙期に入ると、空室にお悩みのオーナー様からご相談をいただくことが多くなります。たくさんのご相談を伺うと、空室が多い物件にはいくつか共通点がありました。もちろん一例ではありますが、参考にしていただけると幸いです。

1.対象ターゲットが曖昧

 空室対策を練る上で忘れてはならないことは、ターゲット層です。現在ご入居いただいている方の傾向や間取りからも考えることができます。年齢層、性別、入居人数はもちろん、一人親、外国籍、法人短期など、細かく分類すればターゲットはより明確になります。

 ターゲットに合わせて物件の条件を変えることで、お客様が一気に増えることもあります。他物件が避けるターゲットを視野に入れると成約する確率はあがります。可能性のあるターゲットに合わせた物件づくりをしていきましょう。

2.物件の強みを理解していない

 空室になっているの物件の強みや魅力はなんでしょうか?いいところがないと、お客様の目に留まることは難しく、他の魅力的な・条件の良い物件に惹かれることでしょう。不動産業の営業マンは強みが多い・目立つ物件を中心に案内します。そういった物件の方が案内しやすく、早く成約しやすいからです。まずはご自身が物件の良さを理解することから始めましょう。

 では、どのようなポイントが「強み」と言えるのでしょうか。まずは設備です。人気の設備があるかどうかはもちろん、窓が南向きであることなども挙げられます。次に、入居条件です。最近ではペットの飼育ができる物件の需要も高くなっています。ルームシェアができるかどうか、外国籍の方の入居は可能かなど条件も様々です。また、立地も強みの1つです。駅が近い、住宅街にある、近隣にお店や病院がそろっているなどが挙げられます。

 受験や就職活動の面接のとき、「自己PR」を求められることがよくあります。その下準備に必要なのが「自己分析」です。自己分析では「いいところ」だけでなく「悪いところ」も挙げていきます。実は、自分では「よくない」と思っていても、言い方を変えれば「いいところ」になり得るのです。例えば、「駅からは遠い。だけど、閑静な立地で静かに暮らせる」といった具合です。物件PRをするために、物件の良いところ・気になるところを書き出してみるのもいいかもしれません。

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3.物件の外観・共用部が汚れている

 外観や共用部は「物件の顔」とも言えます。“メラビアンの法則”では、人の印象を決める際に参考となる要素について、視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%の割合を占めると言われています。人は見た瞬間に第一印象を形成する傾向があるのです。つまり、内覧に来るお客様や不動産の営業マンの第一印象を決めるのは外観や共用部なのです。

 ポストにチラシなどが溜まっている、放置自転車がある、掲示板に手書きで注意書きをしている、廊下の電気が切れているなど、パッと見てマイナスの印象が強い物件は敬遠されます。逆に外観・共用部が綺麗だと良い印象を持たれ、それだけで成約が決まりやすくなる可能性が高まります。キレイに保つべきなのは室内だけではないことを覚えておきましょう。

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4.賃料設定が見合っていない

 先に紹介したように、お部屋探し中のお客様はサイトやアプリで条件を絞って検索しています。最近では「敷金・礼金ゼロ」で検索すると、該当する物件数が全体の50%を超える地域もあります。

 コロナにより、以前よりも「初期費用を抑えたい」というお客様がどんどん増えています。曖昧な表現での手数料ではなく、初期費用を0円にして、月々会費〇円にて仲介手数料、補修費、鍵交換費、等が含まれるという新たな条件での貸し方も出てきました。初期費用を抑えられるかも武器になります。

 賃料については、まず、物件の賃料設定が見合っているかを確認しましょう。確認するには、お客様の目線に立って賃貸検索サイト・アプリで検索してみると良いです。地域・築年数・間取り・設備などどを設定することで、ライバル物件の数や相場が見えてきます。ライバル物件と競合している場合は、賃料設定を見直すのも有効です。募集をしている期間には、定期的に確認することをお勧めします。

5.インターネット検索で出てこない

 ご自身の物件がインターネットに掲載されているのを確認していますか?最近では、お部屋を探されるお客様のほとんどは、不動産屋に来店する前に、インターネットやアプリを使って自分の希望に合う物件に目星を付けています。ある程度、物件が見つかってから内覧のために来店しているのです。

 多くの賃貸検索アプリ・サイトでは、希望する価格帯・部屋設備・建物設備・入居条件などの項目にチェックをしていきます。チェック項目に該当する物件がヒットし、ユーザーの目に留まるようになります。逆に、条件が厳しい場合は検索にヒットせず、ネットで見てもらえなくなってしまうということです。ご自身の物件がインターネット上に掲載され、基本チェック項目にて探される環境になっていることをぜひ確認してみて下さい。

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まとめ

 全国平均の賃貸物件入居率は70~80%と言われてます。対策を打っていない物件が、まだまだ多い中で、原因をつきとめ対策を打っていければ70~80%側の物件に入る事ができます。一方、コロナによって賃貸市場も大きく変化しているのが現状です。学生のお客様は実家から通う選択をし、都心から郊外へと人は流れ、安くて自宅での時間を過ごしやすい物件が好まれます。

 ご自身の物件の現状や、賃貸市況を知った上で空室対策を考えるとできることも変わります。お金を掛けずに今すぐできる対策もあります。是非一度、ご自身の物件の現状や現在の募集条件などを見直してみてはいかがでしょうか。

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