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防犯意識の高まりで需要増!オートロック
▶関連記事はコチラ「速報!2021年人気設備ランキング」
全国賃貸住宅新聞が発表している「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても決まるTOP10」と「この設備がなければ入居が決まらないランキングTOP10」の2つで単身者・ファミリー共にオートロックがランクインしました。詳しくは、上記の関連記事をご覧ください。
近年、マンションやアパートの侵入に関する事件や犯罪がニュースなどで取り上げられ、人々の防犯に対する意識は高っています。賃貸経営において防犯対策にもいろいろありますが、代表的なのがエントランスのオートロックとモニターホンです。
特にオートロック付き物件の需要は高く、お部屋探し中のお客様で、オートロックの有無によって物件を選ぶ方が増えています。特に女性や初めて一人暮らしをする学生、ファミリー層に非常に人気です。
また、最近のお部屋探しの傾向として、インターネットやアプリを使って希望の条件に合うお部屋を検索した上で、ご来店するお客様が増えています。検索時には、立地に関することだけでなく、お部屋や建物の設備で条件を設定することができます。こういった検索の中で、オートロック付きの物件を探す方も増えています。
そこで今回は需要が高まっているオートロックについてご紹介します。
オートロックの種類3つ
賃貸経営においてエントランスに使用されるオートロックの種類は主に3種類です。
- 集合キー式オートロック
賃貸物件の入り口となるエントランスオートロックを、入居者の部屋の鍵で開けるタイプのオートロックです。そのため鍵を複数持ち歩く必要がないといったメリットがあります。
ただし鍵を不正に複製されてしまうといったリスクや、ピッキング被害にあう可能性があるというデメリットもあります。予防のため、鍵の構造を複雑化させ、コピーしにくくしているものも最近では増えてきました。
- カードキー式オートロック
賃貸物件のエントランスオートロックは、カードキーを利用して解錠します。複製されにくく、ピッキングのリスクがないこともメリットです。
しかし、集合キーのオートロックと同様に、紛失してしまうと再発行の手間や費用がかかってしまうことや磁気が弱くなり反応しなくなることも考えられます。その場合、入居者は管理会社やオーナーに連絡しなければなりません。
- 暗証番号式オートロック
0~9までの暗証番号を入力して解錠するタイプのオートロックです。暗証番号は管理をする不動産会社やオーナーが決める場合と、入居者自身で設定する場合があります。
物理的に鍵が存在しないので、紛失やコピーされてしまうといったリスクがありません。しかし暗証番号を他人に知られてしまうと簡単に施錠されてしまうという点、暗証番号を忘れてしまった場合に解錠できないというデメリットもあります。
最新のオートロック事情!
最近では「スマートドア」や「スマートロック」という住宅用顔認証ドアも登場しています。
「スマートロック」とは、物理的な鍵を使わずスマートフォンのアプリやカードキーなどを利用して施錠管理を行うシステムのことです。
スマートロックを採用した住宅は、スマートフォンのBluetooth機能と連携することで、鍵を取り出さずにハンズフリー施錠・解錠をすることも可能になります。スマートロックはオートロック機能だけでなく、鍵の開閉履歴や、施錠・解錠がリアルタイムで把握できるシステムもあるので、セキュリティ面もばっちりです。こういった理由から賃貸住宅でスマートロックを採用するケースが増えました。
またスマートロックの設置は、新築物件だけでなく、既存物件にも設置が可能です。既存のロック機能に追加するタイプのものや、シリンダー錠を交換する対応などいくつかの種類があり、設置工事が必要な商品だけでなく、DIYで対応できるものもあります。しかし、スマートロックに対応できるドアには条件もあるので、まず自宅のドアタイプを確認することから検討してみるのがよいかもしれません。
いかがでしたでしょうか。防犯対策の代表的な設備の1つである「オートロック」は入居者の防犯意識の高まりから、賃貸物件探しの際に関心が高まってきています。オートロックを導入することにより、セキュリティ面の高さをアピールすることも可能になり、また空室対策の1つとしても効果性が高いです。近隣物件との差別化や物件のセキュリティ性を上げたいとお考えの不動産オーナー様は「オートロック」の導入を検討をおすすめいたします。
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