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新型コロナウイルスの影響

　新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けて、入居者のインターネット環境への関心が非常に高まっております。新型コロナウィルスの影響により、「おうち時間」が増え動画コンテンツサービスやオンラインゲームの利用者数及び利用時間が増えたことに加え、テレワークやオンライン授業が普及したことが原因と考えられます。弊社にご来店いただきましたお客様の中にも、「テレワークが多くなったため広い部屋に引っ越しを考えた」「子供のオンライン授業があるので、インターネット環境が良い部屋に引っ越したい」といった声も耳にします。

　そういった背景の中、入居者のネット環境に関する意識が変化しているように感じます。

　今まで、お家でのインターネットの利用する目的は、何かを検索したり、メールを送受信する程度であったため、速度の速いインターネットでなくとも十分だったため、物件に無料インターネット設備が導入されているだけで付加価値となっていました。

　しかし、最近は通信容量の大きなオンラインゲームや動画コンテンツサービス、テレワーク等が普及したことにより、今までの通信速度では十分でなくなってしまい、より速度が速いインターネット環境が求められるようになっています。

インターネットの速度を重視する時代に

　リーシング・マネジメント・コンサルティングの「新型コロナによる賃貸不動産仲介会社への影響度調査結果レポート」によると、インターネット環境に対するニーズの答えとして上記のような結果が出出ています。インターネットの回線速度にこだわっている方が60％以上いることが分かります。また「インターネット無料」にこだわる方よりも「インターネットの回線速度」を気にする方が圧倒的に多いことも表からお分かりかと思います。

　弊社にご来店いただいたお客様の中にも、「前回の引越し先のインターネット環境が悪かったので、引っ越したい」という方がいらっしゃいました。一度、インターネット環境でトラブルを経験した人が、引越し時によりインターネット速度にこだわるようになったということも考えられると思います。

まとめ

　2021年度に新型コロナウイルスが収束したかのようにも思われましたが、まだまだ感染拡大は続きそうです。
　コロナ禍によるテレワークの浸透、オンライン授業・外出自粛など在宅時間の増加により、生活習慣や働き方などの生活スタイルの大きな変化が沢山ありました。
　今後も賃貸物件に求められるニーズは刻々と変化し続けていくことでしょう。
　賃貸不動産オーナーの皆様は、近隣物件・他物件との差別化を行うためにも「インターネット無料」だけでなく、「インターネット回線速度」にこだわって対策を行ってみても良いかもしれません。

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