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2021.11.18

需要増!ネコと住める物件

猫と暮らしたい人が増えているのに、物件がない

 一般社団法人 ペットフード協会の「2020年全国犬猫飼育実態調査結果」によると、日本で飼育されている犬は約848万9000頭、猫は約964万3000頭にのぼります。1994年の調査開始から犬の飼育数の方が猫の飼育数を上回っていましたが、2017年以降の調査では猫の飼育数が犬の飼育数を上回っています。その理由は様々ですが、猫の方が生涯に掛かる費用が少ないことや、散歩に連れていく手間がないことなどが考えられます。

 また、コロナが流行しだした2020年。新しい生活様式が強いられ、「人と会えない」生活になったことで、癒しやコミュニケーションを求めてペットを飼い始めた人が増えています。

 こういった状況下で求められるのは、「ペットと暮らせる物件」です。しかし、大手の不動産サイトで「ペット飼育相談可能」と検索して該当するのは、なんと全体の物件数の1割もないのが現状です。さらに、ペットと暮らすことを想定して設計された「ペット共生物件」に至ってはほぼ皆無です。そして、限られた物件の中でも「猫はNG」という物件が多いのです。

猫と暮らせるお部屋、オススメの理由

 先に述べた現況を踏まえて、オススメの理由は大きく分けて3つあります。

1.需要と供給のバランスが崩れている
2.猫と住みたいと考えている人の記憶に強く残る
3.まだまだ「猫の飼育可」の物件が少ない = ライバルが少ない

 船井総合研究所の賃貸管理ビジネス研究会によると、「猫共生物件」としてプチリフォームした物件は、契約までの期間も短く、契約率も高い数値が多く出ています。では、猫共生物件の仕様の例をいくつか紹介します。

キャットウォーク

 壁に固定するタイプで、高いところに猫が歩ける通り道となるものです。新築時やリフォームの設計のなかで取り入れるものだけに限らず、突っ張り棒のようなタイプもあり、導入しやすいです。

ハンモック

 天井に吊り下げるタイプのものや、最近では窓につけられるものもあります。どちらも取り外しが可能なので、もし、「猫を飼う予定はないけど、立地でこの物件にしたい」というお客様がいらっしゃっても対応できます。

キャットステップ

 階段のように取り付けるものです。こちらも、リフォーム時に設計するものだけでなく、天井から床までの突っ張り棒式のものもあります。

光消臭壁紙
 太陽光や蛍光灯の照射がある日中は光触媒反応により消臭し、光のない夜間は消臭剤で消臭する壁紙です。ものによっては半永久的に効果が持続するものもあります。これも、猫の飼育に関係なく喜ばれるお客様もいらっしゃるかもしれません。

ひっかき対応壁紙
 傷に強い壁紙で、猫のひっかきによる損傷を防止する壁紙です。表面に抗菌性のフィルムが使用されていて、お手入れが簡単な点も魅力です。光消臭壁紙とうまく合わせて使用するのもオススメです。

ペット専用床材
 一般的なクッションフロアよりも厚い床材です。傷や汚れが付きにくいだけでなく、消臭・抗菌・防ダニ効果などがあるものもあります。また、ペットの足にやさしく、滑りにくいため、ケガの防止にもなります。

まとめ

 一昔前までは「駅から遠いなど立地が悪く、築年数も古く、設備なども不十分なお部屋」をペット飼育相談可能物件としているパターンが多くありました。要するに、なかなか入居が決まらない物件をとりあえずペット飼育可能にして空室対策としていたのです。

 しかしながら、現在の日本の賃貸市場では空室が多くあります。その中で、ライバル物件に負けずに競争していくには、ターゲットをしぼってお部屋を作り、ほかの物件との差別化を図ることはとても重要です。「他の物件とは違う!」「ここしかない!」というポイントがあれば、お客様の記憶に残り、選ばれる物件になり得ます。

 差別化を図るにはさまざまな視点がありますが、紹介したように「猫と暮らしたいのにお部屋がない」という需要はとても大きいものです。簡単に導入できるものもありますので、空室対策の一手として導入をご検討されてはいかがでしょうか?

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ミノラス不動産

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