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物件の顔!共用部の美化とその維持
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満室経営の入り口は共用部
今回お伝えするのは、今すぐにできる「賃貸マンションの共用部美化」です。これから、入退去が多くなる繁忙期を迎えます。内覧にいらっしゃるお客様が、お部屋に入る前に見るのが、エントランスや廊下などの共用部です。つまり、共用部は「建物の顔」と考えましょう。
共用部がキレイな物件は、お客様にも好印象を持っていただけます。逆に、共用部が汚い状態だと、印象は悪くなってしまいます。共用部美化のポイントを3つお伝えしますので、チェックしてみてください。
共用部美化のポイント1~集合ポスト・ドアポスト~
✅ チラシやゴミが散乱してないか
✅ 部屋サインが統一されているか
✅ 空室の場合、封をしているか
チラシなどが散乱している場合は、共用部の利用について、張り紙等で入居者に呼びかけてもいいでしょう。
また、チラシ用のゴミ箱を設置することで、入居者の手間は省け、ポストもキレイになります。
共用部美化のポイント2~廊下~
✅ 落葉、ほこりが溜まってないか
✅ コケが生えていないか
✅ 照明が点くか
✅ 私物が放置されていないか
私物などの放置が見られる場合は、ポストのチラシが散乱しているとき同様、入居者への呼びかけが必要です。共用部への私物放置は、入居者間トラブルに発展することもあるので、早期に対応することをオススメします。
また、外廊下の場合は特に、雨風によって汚れやすい場所でもあります。定期的に清掃を行いましょう。
共用部美化のポイント3~駐輪場~
✅ キレイに並べて駐輪されているか
✅ 駐輪自転車に管理シールが付いているか
✅ 明らかに乗っていない自転車は処分などの対応を
駐輪場は、建物によってはエントランスなど入る前に目につく場所でもあります。また、立地によっては入居者以外の人が駐輪していることや、長期間放置されている自転車があることもあります。入居時に駐輪シールを渡すことで、区別化を図りましょう。放置自転車については張り紙等で入居者へ呼びかけ、確認したのちに対応をとることをオススメします。
まとめ
今回は3か所にしぼって共用部の美化とその維持についてお伝えしました。
「割れ窓理論」をご存知でしょうか。米国の心理学者ジョージ=ケリングが提唱した犯罪理論です。
窓ガラスを割れたままにしておくと、その建物は十分に管理されていないと思われ、ごみが捨てられ、やがて地域の環境が悪化し、凶悪な犯罪が多発するようになる。反対に、軽犯罪を取り締まることで犯罪全般を抑止できるとも言われています。
これは、美化にも同じことが言えます。汚い場所をそのままにしておくとより汚く、美しく保てば人はそこを汚そうとはなかなか思いません。廊下で紹介した雨風のように、人為的ではなくても共用部が汚れることもあります。しかし、日頃からオーナー様が共用部を美しく保とうとすれば、入居者も共用部を美しく保ってくれます。
入居率UPのためにも、共用部の美化とその維持をオススメします。
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