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2021.09.14

大規模修繕の進め方~全体の流れ~

 梅雨が近づくと、早めの対策として大規模修繕工事を計画していかなければなりません。今回は大規模修繕の進め方について記載させていただこうと思います。

 実は大規模修繕をするために必要な『長期修繕計画』を作成している家主の割合は22.8%、「まったく作成していない」家主の割合は、44.4%、「わからない」は32.8%と、約8割の賃貸オーナーの方が計画的に修繕を行えていないのです。しかし、作成してい2割のオーナーは、「家賃水準を維持できた」、「高い入居率を確保できた」、「長期に渡り住宅の性能が維持できた」と、非常にポジティブな意見を述べていることが分かりました。

 出来ればこの記事を読んでいただいている、オーナーの皆様には、計画的に修繕を行っていただき、建物性能と入居差保持を実現していただければと考えております。

 また大規模修繕について、オーナー様のお困りごとで多いのが、下記の4点です。

修繕時期について

 最近は、ハウスメーカーもメンテナンスフリーの外装材をしようするようになりましたので、建物の寿命は今後伸びていくと考えられます。

 しかし、現行の建物の多くは築15年~20年の間に、必ず1回は建物のメンテナンスをする必要があります。(劣化時期の判断については、過去のミノラス通信6月号や、毎月のセミナーでお話をしています)図2も参考にしてください。

いくら用意しておけば良いか

 冒頭の長期修繕計画を作成しておくことで、およその予算計画を立てておくことが可能です。図表3より、11~15年の木造1(10戸)の場合、35万+240万=275万の修繕費がかかると仮計算が可能です。大規模修繕は1回の費用のインパクトが大きいので、二の足を踏まれる方が多いのですが、275万円も年額にすれば18.3万円、月額では1.5万円なので、あらかじめ計画しておけば恐れることはありません。

見積内容を読み解くには

 見積もりの頻出項目には、足場・防水・塗装・シール・タイル工事があります。本来であれば、知識として工事内容や施工方法の違いを覚えることが一番良いのですが、急場の知識だけでは判断ができない場合があります。

 あらかじめ修繕の現場を何度か経験しておくことで、知識が経験値になるのですが、現実的には、物件を複数所有されていない場合は、何度も経験することはできません。

 私たち管理会社の強みは、施工内容と単価の大まかなバランスについてアドバイスすることができる点です。多くのオーナー様の不動産を見て、その修繕を何度も経験しているため、そのようなアドバイスが可能です。

 また、実際に協力業者が行っている修繕の現場見学にお招きすることも可能です。

どこに頼めば良いのか

 これはなかなか難しい命題なのですが、失敗の可能性が高いやり方はコスト重視で、インターネットで探した会社にいらしすることです。

 また、見積書も3社以上の相見積もりを取得するようにとされていますが、普通に3社を探して声掛けするだけでは、各社各様の見積と工事内容で相見積もりがくるだけなので、余計に混乱してしまうため、これもおすすめしません。

 一番最初は、信頼できる得意先に相談をすることをおすすめします。オーナー様と同じくらい、建物のことを考えてくれる設計会社の担当者、管理会社の担当者、設計でお世話になっ設計士の先生等にアドバイザーになってもらう方が良いと思います。

 ただ、設計会社は「つくる」ことは得意でも、「なおす」ことになれば全部外注になってしまうケースがあるので、その点だけご注意していただければと思います。

信頼できる方であれば、3社以上ピックアップして比較検討のアドバイスまで親身になって考えてくれますので、安心感があります。

また、コツとしては、3社には共通の修繕仕様書を作成し、オーナー様の意向を反映させます。(できれば建築図面があった方が、より測定値が揃いやすくなるのでお勧めです。)

 同条件で見積もりをしてもらうことにより、各施工会社の金額だけではない、工法の違い、強みを細かく知ることが出来、品質と価格、アフターフォロー(保証内容)のバランスが取れている会社を選定しやすくなります。

 現場調査の際も、修繕業者に必要箇所を見積させるのではなく、アドバイザーの方が修繕業者に修理内容を支持するくらいがちょうど良い修繕になるケースも多いです。

 特に我々不動産会社は、日頃からオーナー様の収入面と経費面の双方を取り扱うことが多い業務内容なので、費用が安すぎても良くない、高すぎても良くないというバランス感覚には自信があります。

 もし今年から修繕をお考えであれば、一度セミナーも聞いていただければと思います。

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ミノラス不動産

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