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人気設備ランキングで上位!宅配ボックス
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「コロナ禍でニーズ増!インターネット無料」
昨今、インターネット通販の普及によって宅配ボックスの需要が年々高まっています。全国賃貸住宅新聞が発表した人気設備ランキングにも単身・ファミリー共に上位に「宅配ボックス」がランクインしました。
2021年11月に野村総合研究所により発表された「生活者1万人アンケート調査」によると、全国のインターネットショッピングの利用者は、20代が78%、40代が69%、10代が56%、50代が53%、60代が29%、70代が14%となり、すべての年代で利用率が上がっている結果となりました。
国土交通省では、宅配便の再配達問題としても取り上げられています。2017年度より開始したサンプル調査によると、15%の宅配便が再配達となっています。
宅配ボックスがあると、ご入居者様は外出等の時間を気にしなくてもよくなり、コロナ禍の今では人との接触を避けることもできます。加えて、配送業者は荷物を持ち帰って再配達する必要がなくなります。こういった理由から、宅配ボックスの需要はますます高まっていくと予想されます。
今回はそんな「宅配ボックス」についてご紹介します。
宅配ボックスの種類
ダイヤル式宅配ボックス
ダイヤル式の宅配ボックスは、配達員が荷物を入れたあと、数字の暗証番号を設定するタイプで、機械式とも呼ばれています。
配達員は設定した暗証番号を不在票に記入し、受取入居者のポストに投函します。受取入居者は、不在票に書かれた暗証番号を確認し、ダイヤル式の宅配ボックスを操作し、荷物を受取ること仕組みです。
デジタル式宅配ボックス
デジタル式の宅配ボックスは、宅配ボックスに液晶パネルが備わっているのが特徴的です。
この宅配ボックスの場合、配達員は液晶パネルに表示される指示に従って操作し、ボックス内に荷物を入れます。配達員は不在票に宅配ボックスに預けたことを記載し、受取入居者のポストに投函します。受取入居者はあらかじめ通知されている暗証番号を入力するか、部屋専用の磁気カードなどを利用して、宅配ボックスをあけることができる仕組みです。
宅配ボックス導入の際の注意点
- ダイヤル式:暗証番号を記載した不在票を盗み取られることで、盗難される可能性がある
- デジタル式:故障時にすぐに対応できず、荷物を長時間取り出せない可能性がある→クレームに繋がることも…
- 大きい荷物など、すべての荷物が入るわけではない
- 冷蔵や冷凍の荷物、代金引換や着払いの荷物は対応できない
- 長期間、荷物を取り出さないご入居者様がいると、他のご入居者様が利用できないこともある
このような注意点については、ご入居者様にあらかじめ伝えておく必要があります。
今回は、賃貸住宅の人気設備でもあり必須ともいわれるようになってきた宅配ボックスについてご紹介しました。
コロナ禍で、人との接触を減らすことが求められている現在では、「宅配ボックス有物件」を検討する入居希望者が増えています。また、ご入居者様の満足度を高める設備としても重要だと考えられるようになってきました。空室対策にもつながる宅配ボックス。注意点も考慮した上で、導入を検討してみてはいかがでしょう。
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