お役立ち情報
大切な資産を「守る」「つなぐ」「増やす」ために
役立つ不動産の市況や経営の情報をご紹介
相続対策の始め方~STEP3効果的な対策の検討と実行~
▶関連記事はコチラ
「相続対策の始め方~STEP1所有資産・相続人の把握と相続税の確認~」
「相続対策の始め方~STEP2現状分析・問題の確認~」
相続対策のステップとして、「STEP1.所有資産・相続人の把握と相続税の確認」「STEP2.現状分析・問題の確認」についてお伝えしてきました。これらのことを行ったうえで、今回お伝えする具体的な相続対策を検討してみてください。
- STEP1.所有資産・相続人の把握と相続税の確認
- STEP2.現状分析・問題の確認
- STEP3.効果的な対策の検討と実行
相続対策は、ご自身の生活や残された家族への想いや生活を「どうしたいか」「どうなってもらいたいか」という想いと、その想いを実現させるための最善の対策はどのようなものになるかのバランスが重要です。それぞれ、どのような対策方法があるかは、次の通りです。そして、相続対策は、次の3つに分けられます。
- 相続トラブルを回避する「分割対策」
- 相続税節税などの「節税対策」
- 相続開始後に税金をきちんと支払うための「納税対策」
分割対策
相続対策というと税金面についての対策を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。しかし、実はその前段階として、「誰に何を相続するか」遺産分割についての対策をすることも重要です。残念なことですが、相続では兄弟姉妹など親族で争いが起こり、相続だけでなくその後の関係にまで影響を及ぼしてしまうことが少なからずあります。それを防ぐためにも、生前から対策を行います。分割対策としては、以下の2つがあります。
- 遺言:あらかじめ、どの資産を引き継ぐかを決めておく
- 生前贈与:生前に資産を渡しておく
節税対策
相続の対策として真っ先に思い浮かぶのが、相続税を安くする節税対策ではないでしょうか。相続税は簡単に言うと、相続財産の価額から控除額を引いたものに税率をかけて計算します。節税対策は大きく次の3つに分けることができます。
- 生前贈与など:相続財産自体を減らす
- 不動産や特例の活用など:相続財産の価値(評価額)を下げる
- 生命保険の加入・養子縁組など:控除額を大きくする
納税資金対策
節税対策と同様に重要なのが、相続時の税金を納める資金をどう確保するかということです。相続税は原則、現金で納めなければなりません。この対策の方法としては以下の2つが挙げられます。
- 生命保険の活用など:相続時の資金を増やす
- 遊休資産や借地の売却、収益物件の購入(資産の組み換え)など:生前に資金を増やす
まとめ
このように、相続対策は、単に節税対策を行えばよいということではありません。残された家族がもめないようにすることも、相続が発生したときに納税できるように準備することも大切です。そのためには、今の財産状況を把握し、誰に何を引き継がせたいのかを明確にすることが重要です。
オススメ勉強会
関連サービス
この記事の執筆者紹介
ミノラス不動産
私たちは次世代へ大切な資産を「守る」×「つなぐ」×「増やす」ために、お客様の不動産継承計画を共に実現させる不動産サポート企業です。