資料ダウンロード 専門家へ相談 LINEで問い合わせ お問い合わせ
お取引のないオーナー様はこちら
0120-958-870
(受付時間:9:30〜17:30/毎週水曜定休)
管理契約済みのオーナー様はこちら
0120-379-072
(受付時間:9:30〜17:30/毎週水曜定休)

お役立ち情報

大切な資産を「守る」「つなぐ」「増やす」ために
役立つ不動産の市況や経営の情報をご紹介

2022.01.10

空室対策!近年のお部屋探しの方法とは

 時の流れとともに、社会情勢は移り変わってゆきます。現代は「情報社会」とも呼ばれ、スマートフォンやパソコンが発展・普及し、老若男女問わずインターネットを使用しています。

 総務省の「情報通信白書 令和3年版」によると、「情報通信機器の世帯保有率については、携帯電話やスマートフォンなどのモバイル端末では、9割を超えている」時代です。

 当然、「お部屋探し」もインターネット上でされています。オーナー様の中には、昔の感覚で賃貸経営をされている方もいるのではないでしょうか。時代を知り、需要に合わせた対策をすることで選ばれる可能性は高まります。今回は「これまでと今のお部屋探しの違い」について紹介します。

これまでのお部屋探しの方法

 これまでの賃貸住宅の集客方法は、紙媒体が中心でした。情報誌、雑誌、新聞の折り込み広告、電柱に貼られている広告などが例として挙げられます。これらによって不動産会社は集客をし、お部屋探し中の方は不動産会社に来店して初めて、詳細な物件の情報を得ることができたのです。

 しかし、電柱に貼られた広告は誇大広告になっているもの、無許可で張り付けられている広告が目立ちました。また「飛び込み」や「テレアポ」、「ポスティング」などの昔ながらの体育会系的な集客方法も行われていました。

近年のお部屋探しの方法

 1990年代後半インターネットが普及し始めると、「SUUMO」の前身となる「住宅情報On The Net」や「LIFULL HOME’S」といった不動産ポータルサイトが登場します。お部屋探し中の方は、これまでとは違い、不動産会社に行くことなく不動産会社や物件の詳細な情報を得て、類似物件の比較まで自分で・簡単にできるようになりました。
 近年の不動産ポータルサイトやアプリは、リノベーション物件を専門にしたものや、女性・カップル向け等ターゲットをしぼったものもあり、その数を増やし続けています。

▶オススメ関連記事「SUUMOで検索!入居者ニーズを分析

 また、インターネットの普及により、Twitter、Instagram、YoutubeといったSNSも、世界中で多くの人に利用されるようになりました。だれでもアカウントを簡単に作成することができ、SNSでの情報の発信や閲覧は、今となっては人々の生活の一部となってきています。

 SNSは、それぞれに強みを持つサービスとしてスタートしました。例えば、Twitterは文字、Instagramは写真、Youtubeは動画を中心としたものです。近年でも各SNSの土台となるサービスは変わっていませんが、動画での情報発信は特に人気があり、どのSNSでも動画に対応するようになりました。まだまだSNSの中では歴史が短いTik Tokでは、好きな音源を選んで、短い再生時間の動画を誰でも気軽に投稿できます。 

 こういったSNSを、集客に活用している企業もあっという間に多くなりました。不動産会社も例外ではありません。

 空き物件を撮影し、その物件の強み(設備や周辺情報)を紹介する内容をSNSに投稿します。特に動画の場合は、内見に行かなくとも、物件の雰囲気までも分かります。 

 さらにインターネットを活用すれば、最寄り駅から物件まで何分かかるか、周辺にどのようなスーパーがあるのかといったことを調べるのも簡単です。これらのことから、最近のお部屋探しはお客様が有利な状況となっているともいえます。

オーナー様には苦しい時代

 今では、お部屋探しをされるお客様の数も圧倒的に減少しました。約30年前は、1つの店舗に1日に100~200組の来店があり、土日・祝日には行列ができるほどでした。当時は違法チラシや信憑性のない電柱に貼られた広告に飛びつくお客様も非常に多かったようです。

 では、なぜそのような状況が続いたのでしょうか。当時の賃貸借契約書には、家賃上昇に関してのご入居者様にとって大変悩ましい取り決めが記載されていました。例えば、「契約期間更新の際に、1年後には賃料の3%値上げ」「2年後の契約更新の際に、5%賃料上昇」などです。つまり、更新の際に引っ越しを考える動機が発生していたのです。今でも更新料はありますが、昔の契約書のような条件ほど高額ではありません。

 また、敷金・礼金もお客様から払われるのが当たり前の時代で、「敷金2ヵ月・礼金1ヵ月」という慣習もありました。敷金は、退去時の原状回復のために預けておくお金なのでお客様も納得がいきます。一方、礼金は昔からある慣習の一つで、部屋を貸してくれる大家さんにお礼の気持ちを込めてお渡しするものです。お部屋探しをされるお客様が減少する一方、物件が余っているのが現代の賃貸市場の現状です。お客様が物件を選ぶ現代には、礼金の概念は当てはまりません。また、コロナの影響もあり、初期費用を抑えたいというお客様が大半を占めるようになりました。不動産ポータルサイトでの検索条件に「敷金・礼金ゼロ」を入力して、該当する物件の中から目星をつけているのです。

入居希望者さんに選ばれる理由を考える

 不動産管理会社には、その物件がお客様から選ばれるにはどうしたらいいのかを考えて、ご依頼いただいているオーナー様に提案する責任があります。しかし、賃貸経営を行うオーナーの皆様も管理会社にすべてを任せるのではなく、知識を身につけて考えていかなければなりません。不動産管理会社がいくら提案しても、最終決定はオーナー様ご自身なのです。

オススメ勉強会

関連サービス

この記事の執筆者紹介

アバター画像

ミノラス不動産

私たちは次世代へ大切な資産を「守る」×「つなぐ」×「増やす」ために、お客様の不動産継承計画を共に実現させる不動産サポート企業です。

メルマガ 情報誌Minotta無料購読 YouTube LINE会員募集中 専門家へ相談① 専門家へ相談②