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2018.06.12
10年後の賃貸経営の収益を考える
キャッシュフロー「現金経営」のススメ
年数が古くなったアパートをどうしていくか?オーナー様の思いや、ご家族の背景によっても変わりますが、しっかりした指標が必要です。そこで、物件の「キャッシュフロー」を出してみましょう。
実際に、あるアパートのキャッシュフローを見てみましょう。下図は、あるアパートの1年後、5年後、10年後、までの合計の、税引前までの税金の流れをシュミレートしたケースです。中期的な経営を考えると、この中で大事なことは、「いくら現金が残るのか知ること」です。累計の手残りと売却額に注目してみると・・・
この物件の場合、10年後の手残りは2,000万円ほどという推測になりますが、実際にいい経営を続けるには大型修繕など約1,000万円程度の費用が掛かることが見込まれるので、実際は1,000万円ほどしか残りません。
また10年後に売却すると、約2,000万円で売却見込みなので、合計3,000万円残るということになります。一方で、今売却すると3,400万円程度ですので売却したほうがリスクは少ない、ということになります。整理すると右図の通りです。このオーナーさんは将来のキャッシュフローを考え、売却を選択しました。手元に残る金額で選択も変わります。皆様もキャッシュフローを活用してください。
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ミノラス不動産
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