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2024.10.05 不動産市況 マーケットレポート

【大田区不動産マーケットレポート】2024年10月

ミノラス不動産ではビックデータを活用し、大田区全域の募集・成約に関するデータと弊社の管理データの比較分析を行っております。
オーナー様のより良い不動産経営のサポートの一環として分析データを発信いたします。

当社管理物件空室率推移

空室率の推移

 図1のグラフデータより2024年8月空室率の推移は0.89%となっております。8月も引き続き閑散期と言われる時期ですが、先月同様に低い空室率をキープしており、昨年の同時期と比較しても低い空室率となっております。

当社管理物件と大田区全体の成約率の比較

 図2の成約率データより、大田区全域の成約率を見てみると8月は6月・7月と比較して、減少はしていないものの5月より引き続き低い成約率となっております。一方ミノラス管理物件においては先月7月と比較すると若干成約率が低下したものの、43%と高い成約率となりました。世間の動向としては閑散期で人の動きが少ない結果ですが、募集などを工夫することで成約率や入居率を高めることが可能だということがわかります。

8月の間取り別成約割合

 閑散期最後の月となる8月のデータを分析します。図3より大田区全域、ミノラス管理物件ともに、間取り別の成約割合は単身世帯である1R・1K・1DKが約70%を占めております。図4より大田区全域の間取り別募集割合を見てみるとこちらが1R・1K・1DKが約70%を占めております。世間のお部屋探しのニーズと募集されている間取りの需要と共有のバランスが取れていることが分かります。

繁忙期に向けて

 8月に成約した物件の募集から成約に至るまでの平均空室日数を見てみると、39.7日でした。最短成約日数は1日で募集開始から1ヵ月以内で成約しているお部屋は401件で成約件数全体の13.5%、最長成約日数は178日で繁忙期に募集開始してからやっと成約に至ったお部屋は37件で成約件数全体の1.2%でした。当然ですが閑散期でも決まるお部屋はすぐにお申し込みが入り、繁忙期に募集していてもなかなか決まらないお部屋もあることが分かります。
 募集から1日などの数日でお申し込みがあるお部屋は空室や退去になる前から、募集を行うように準備をしていると考えられます。「【大田区不動産ニュース】賃貸仲介の動向-部屋探しのトレンド-」では未内見での申し込み比率が高いことや「賃貸経営 空室対策」では募集の状態について記載しております。空室を埋めるための取り組みとして、お部屋の設備を整えるだけではなく、募集状況を見直すなど世間のお部屋探しの動向に合わせた工夫がお部屋を満室にする鍵となってきます。

ミノラス不動産では大田区全域の分析やニーズの把握から、様々な提案を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

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