お役立ち情報
大切な資産を「守る」「つなぐ」「増やす」ために
役立つ不動産の市況や経営の情報をご紹介

ミノラス不動産ではビックデータを活用し、大田区全域の募集・成約に関するデータと弊社の管理データの比較分析を行っております。オーナー様のより良い不動産経営のサポートの一環として分析データを発信いたします。
弊社管理物件 空室率推移 昨年同月との比較

※2025年2月28日時点の管理戸数:5,977戸
空室率の推移
上記のグラフデータより2025年2月の空室率推移は0.17%となっております。先月号のミノッタにて2025年1月の空室率が、 マーケットレポートにて空室率を掲載している過去2年間の中で一番低い数値とお伝えしましたが、2025年2月の空室率が1月より更に低い数値となりました。先月号でもお伝えしましたが、管理物件におけるお部屋の解約数が非常に少なく、ご案内できるお部屋に限りがある状態で、かつ繁忙期と重なったことが一つの要因となっております。
弊社管理物件と大田区全体の成約率の比較

上記の成約率データより、ミノラスの成約率を見てみると前月から引き続き、71%非常に高い成約率となっております。大田区全域の成約率データを見てみると、繁忙期であるにもかかわらず成約率が約15%と非常に低い数値となっております。2024年2月の成約率は39%と1年間を通して高い数値となっていますので、比較するとより低いことが分かります。
繁忙期の途中経過 大田区の成約件数と人口動態の前年比較
途中経過ですが、今年の繁忙期の数値推移を大田区全域のデータから見てみます。
2025年のデータでは1月の募集件数14,391件、2月の募集件数14,570件と約200件ほどですが増加していることが分かります。また、成約件数は1月が2,961件、2月が2,228件と約700件減少していることが分かります。
更に2月に限って昨年と比較すると、昨年の2024年2月の募集件数は14,543件で2025年2月のデータ(14,570件)と差異があまりないことが分かります。一方で成約件数を見てみると2024年2月の成約件数は5,682件でしたが、2025年2月の募集件数は2,228件と半分以下の件数であることがわかりました。
今度は大田区における日本人の人口動態について、大田区役所ホームページの「世帯と人口」でデータ推移を確
認してみます。
2024年2月1日時点で704,692人(前月より△545人)、 2024年3月1日時点で704,472人(前月より△220人)
2025年2月1日時点で707,359人(前月より△1,119人)、 2025年3月1日時点で707,148人(前月より△211人)
2024 年は1年間を通して人口が大幅に増加していますが、一方で2025年は1月の間で前年と比較して倍以上の人口が大田区から流出していることが分かります。住民基本台帳による各月1日時点の数値となりますので、繁忙期を終えた3月末までのデータが出揃い次第、マーケットレポートにて今年の繁忙期の総括をまとめたいと思います。
以上のことから、時期的な要因による世帯数・人口の変化を捉え、空室を長期化しないためにお部屋を決めるべきタイミングを把握することが必要です。市況の変化を知ることで募集する適正な賃料を把握し、資産価値を上げることにも繋がります。
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この記事の執筆者紹介

ミノラス不動産
私たちは次世代へ大切な資産を「守る」×「つなぐ」×「増やす」ために、お客様の不動産継承計画を共に実現させる不動産サポート企業です。