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ミノラス不動産ではビックデータを活用し、大田区全域の募集・成約に関するデータと弊社の管理データの比較分析を行っております。オーナー様のより良い不動産経営のサポートの一環として分析データを発信します。
ミノラス不動産管理物件 空室率推移 昨年同月との比較

※2025年4月末時点の管理戸数:6,047戸
空室率の推移
上記のグラフデータより、2025年4月の弊社管理物件における空室率は0.62%となりました。先月の数値と比較すると、繁忙期が終わったために数値は上昇していますが、昨年の同月で比較すると依然として低い空室率を保持していることが分かります。
一方で、3月から4月の空室率の上昇率に着目すると、昨年に比べて上昇率が大きいことも分かります。3月末までの解約により退去されたお部屋についてどの位の募集賃料で決まっていくのか等、今後の賃貸市況に注視する必要があります。
弊社管理物件と大田区全体の成約率の比較

上記の成約率データより、弊社の成約率は、繁忙期の1月~3月で3カ月連続で上昇していました。4月は60%と数値が減少していますが、継続して高い数値を維持しています。大田区全域については、先月と比較すると若干減少しました。2024年4月の大田区全域の成約率は29%でしたので、昨年同時期と比較しても低い数値結果となりました。
今月の注目データ分析 昨年繁忙期から ㎡単価平均211円UP
今月は、大田区全域のビッグデータを分析し、今年と昨年の繁忙期での成約件数と成約物件の設備導入率の比較を行いました。分析結果は下の表をご覧ください。

まず、成約件数を見てみると、昨年が15,219件なのに対して、今年が8,388件と昨年対比で55.1%と大幅に減少しています。
次に、成約物件の設備導入率については、人気設備を含む9項目で比較を行いました。しかし、昨年と今年で各項目に大きな差は見られませんでした。
では、本誌でも毎年ご紹介している、全国賃貸住宅新聞の「2024年人気設備ランキング」で上位となった項目について、設備導入率を確認してみます。
設備導入率をランキングとして見てみると、1位は「エアコン」97%、2位は「室内洗濯機置き場」約90%でした。エアコンと室内洗濯機置き場は、人気設備ランキング【必須設備編】でも1位・2位でした。このことから、需要と供給が成立していると言えるでしょう。
一方、人気設備ランキング【付加価値編】の1位である「インターネット無料」については、設備導入率はわずか約30%と低い結果となりました。あくまで【付加価値編】の1位ではありますが、単身者向けの【必須設備編】では4位にランクインしています。つまり、需要に対して供給が間に合っていない状況であるため、導入をすることで、ライバル物件との差別化にも繋がる可能性があります。
今回の繁忙期に、お申し込みが思うように入らなかったオーナー様は、閑散期のうちに今一度お部屋の設備を見直し、お部屋のニーズを高めてはいかがでしょうか。
空室の長期化を避けるには、時期的な要因による世帯数・人口の変化を捉え、「今募集するべきか、リフォームをするべきか」など、現状を整理する必要があります。市況の変化を知ることは、募集する適正な賃料を把握し、資産価値を上げることにも繋がります。
ミノラス不動産では、大田区全域の分析やニーズの把握から、様々な提案を行っています。お気軽にご相談ください。
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この記事の執筆者紹介

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