お役立ち情報

大切な資産を「守る」「つなぐ」「増やす」ために
役立つ不動産の市況や経営の情報をご紹介

満室経営が、収益最大化に繋がります。設備面だけでなく、行うべき募集活動、リフォーム事例等、実際の数値や事例に基づいた情報をお伝えしていきます。

夏の陽気になり、閑散期に突入致しました。市場は落ち着いてしまいますが、お引越しを考えている顧客はゼロではなく、空室のままでは賃料収入は0円になってしまいますので、やはり1日でも早く借り手に選んで貰う対策を講じる事が必要かと思います。その為には、まずは市況を知り、ターゲットを決めて空室対策を行ってください。5月分の集計データをまとめさせて頂きましたのでご参考にして痛ければと思います。
集計期間：2024年5月1日～5月31日

内見・未内見比の分析

ひと工夫で借主目線で選ばれて、メンテナンスも◎な部屋作りへ

先月号でリフォーム事例の記事をご紹介させて頂きましたが、間取りの変更を含めた大規模なリフォーム工事まで実施しなくても、ターゲットを決めてそのターゲットに合わせた工事を実施するだけで賃料アップや早期成約が狙える場合が多いです。今回は、室内の中でも大きな面積を占めて印象に大きな影響を及ぼす床材に関してご紹介致します。インターネットに掲載されている写真の段階からライバルに差を付けましょう！！

POINT!　床材を適材適所で使い分ける

クッションフロア（CF）は塩化ビニール素材で表面を水拭きすれば簡単に掃除ができる点がメリットですが、柔らかい素材のため、デスクやベッドといった重い家具家電を置くと凹み跡がつくというデメリットがあります。この凹み跡は原則通常の使用とみなされ貸主負担で原状回復をする必要があります。フロアタイルはクッションフロア（CF）に比べて硬いため、家具を乗せても跡がつきません。また、ピース状になっているので、傷や汚れついてしまった部分のみを貼り替えることができ、無駄がありません。長期的に見ると、フロアタイルは張替え頻度が少なく済む場合があり、見栄えもCFと比べると高級感があります。フローリングは貼り替えを想定していない場合が多く、耐久性が高い代わりに貼り替えが難しく、板1枚ごとの貼り替えの為に交換の際は費用が掛かる可能性が高くなる傾向にあります。

どの素材にも一長一短がありますが、水に強いクッションフロアは脱衣所やトイレに採用し、耐久性が高く高級感もあるフロアタイルは貼り替え範囲の広いキッチンや居室、和室から洋室リフォームに採用するなど最適なポイントで使い分ける事が出来ます。また、クッションフロアやフロアタイルは木目調や多くのデザインが販売されており、元々貼り替えを想定しているのでその時の流行りやターゲット層に合わせて施工をする事が出来る点もポイントです。

どの素材を使うにしても、まずはターゲット設定が大切です。ターゲットが決まったら、予算と相談してターゲットに選ばれる（喜ばれる）部屋作りを実施してください。賃貸経営は借りてありき。ミノラス不動産ではターゲット設定のお手伝いから工事のアドバイスまで実施しております。床材のカタログもございますので、お気軽にご相談下さい。次回も内装工事のアドバイスを掲載予定です。

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