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2024.10.05 賃貸経営 大規模修繕

【大規模修繕コラム】賃貸住宅修繕共済について④

良い経営をするためには、「収益最大、経費最小」と言われます。このコラムでは、現在と今後の経費や減価償却、課税所得額を把握し、よりよい賃貸経営に繋げていただくための情報をお伝えしていきます。

今回のコラムも賃貸住宅修繕共済についてご説明していきます。

積立てる金額を決めましょう

 賃貸住宅修繕共済を始めるにあたり、積み立てる金額を考えて行きましょう。選べるコースは2つございます。長期修繕計画コースと戸数別モデルコースです。例えば、今までに何度か修繕を行って来たオーナー様でしたら長期修繕コースをお薦め致します。屋上・壁・階段・バルコニーの塗装などを実際に行った事が有る場合、具体的な金額はご存じかと思います。その具体的な金額を何年で貯めて行くかを考えるだけです(下の表を参照ください)。

 前回実施した金額が大体いくらだったか?(例:1400万円)ここは過去の例から物価高騰・人件費高騰も考慮されて考えてみると良いかもしれませんので、前回工事した金額から20%多く見ても良いと思います。
 次にどれ位貯めるか?希望額を決めていきます。ここで注意頂きたいのが、想定される金額以上の金額は積み立てられないという事です。ある程度(20%位増した)計画を立て計画される方が多いです。社会的背景と今後の予測値として考えて頂けると良いです。「【大規模修繕コラム】賃貸住宅修繕共済について③」で建物別の目安的な金額はご提示しましたが、ご相談頂ければ概算ですが金額の算出はさせて頂きます。
※より具体的な金額の目安については個別にご相談ください。
※当社では管理オーナー様の物件に対しては長期修繕計画を作成させて頂いておりますので、目安の金額はご提示させて頂きます。
 両コースとも、1㎡あたり木造50,000円、鉄筋コンクリート造53,000円以内の契約金額に限ります。
 次に希望する期間を決めていきます。前回の工事から何年経過しているのか?考えてみてください。次の修繕サイクルを考慮される事が一番最適だと思います。共済の期間は10年以上50年以内の1年きざみで設定する事が出来ます。しかし、建物の築年数については期限がございますので、築年数の経過されている物件所有オーナー様はご注意ください。
※こちらも「【大規模修繕コラム】賃貸住宅修繕共済について③」で記載いたしましたが、建物の構造により加入できる期間には限度がございますのでご注意ください。

 上記の長期修繕計画コースの表では10年間に設定しております。1200万円を10年かけて貯蓄する場合は月額10万円となります。※1年間分の掛け金を一括で支払う年払いの設定も可能です。
 この金額で問題なければ契約、指定口座から毎月(毎年)の自動引き落としとなります。この年間120万円が確定申告時に『その他保険料』という経費項目で差し引く事が出来ます。因みに掛け金の増額は加入後の3年目以降から変更できます。逆に減額する場合は加入後5年目以降から減額の設定も出来ます。

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ミノラス不動産

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