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役立つ不動産の市況や経営の情報をご紹介
満室経営が、収益最大化に繋がります。設備面だけでなく、行うべき募集活動、リフォーム事例等、実際の数値や事例に基づいた情報をお伝えしていきます。
毎年10月頃に全国賃貸住宅新聞から発表されている「入居者に人気の設備ランキング」(2024年は全国の不動産会社520社がアンケートに回答)。今年も単身者向けとファミリー向けに分けて、必須設備編と付加価値編をご紹介していきます。
この設備がなければ入居が決まらないTOP10
必須設備編は、昨年に引き続き「エアコン」が一位に。二位に大差をつけて単身者向けもファミリー向けも一位という結果になりました。日本全国で夏の暑さが厳しくなってきたことでエアコンのニーズが増えたと考えられます。東京の賃貸物件に関して、エアコンは「標準設備」で設置されていることが多いですが、本ランキングは全国を対象としているため、これまではエアコンが不要だった北海道での気温上昇によりエアコンニーズの高まりが1位に押し上げた要因だと考えられます。東京都内でも、室内に1基しかないファミリータイプのお部屋もまだ多くあります。現在の新築ではほとんどが全室完備となっておりますので、今後の入替のタイミングで全室完備にすると良いと考えられます。
単身者向けで室内洗濯機置き場が2位にランクアップしたことで、単身者向け・ファミリー向けの1位~3位の順位は全く同じものとなりました。3位はどちらも「TVモニター付きインターホン」となり、前回に引き続きセキュリティーの設備は継続的に人気です。特に女性の一人暮らしや、小さなこどものいる家庭など、幅広い層から必須の声が上がっています。既存のオートロック付きインターフォンが受話器タイプや、液晶がモノクロタイプもタイミングを見て最新式に交換されることが空室対策にもつながります。
ランクインしている設備の過半数が、数日間のリフォーム工事で完結するものばかりです。入居者が必須と考えている設備があるのとないのとでは、入居率や家賃に大きな違いがあるでしょう。簡単なリフォーム工事で設置できるのであれば、これを機に追加設置工事を検討してみてはいかがでしょうか?
この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まるTOP10
付加価値編では、昨年に引き続き単身者向け・ファミリー向けともに「インターネット無料」が一位とりました。単身者向けでは10年連続一位、ファミリー向けでは9年連続一位と継続的に人気な設備です。特に学生や20~30代の賃貸利用メイン世代からの需要が高いです。個別での契約だと、「契約手続きや工事手配が面倒」、「高速でなくても滞りなく使えれば良い」、「コストパフォーマンスが良い」ということでも支持されています。
番外編 入居者に敬遠される設備TOP10
今回のランキングでは敬遠(不人気)ランキングTOP10も発表されました。バス・トイレ一緒、室外濯機置き場などの常連不人気設備に加え、7位に「2ハンドル水洗」、8位に「古いエアコン」、同率9位に「電気コンロ(1口コンロ含む)」などがランクインしました。退去時の原状回復工事のタイミングや、現在空室のお部屋などには今回のランキングを参考に設備交換や導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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