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2025.12.01 Minotta掲載記事 空室対策

人気設備ランキングから読み解く!築年数別、失敗しない設備導入のポイント

 毎年、入居者ニーズの移り変わりを映し出す「人気設備ランキング」。今年も全国賃貸住宅新聞社より、全国の不動産会社486社を対象に実施したアンケート結果(調査期間:8月19日〜9月5日)が発表されました。この人気設備ランキングの最新データをもとに、いま入居が決まる設備の傾向築年数別に見た導入のポイント費用対効果の高い“選ばれる設備”を解説します。

1.「家賃が高くても入居が決まる設備」の傾向

表1「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まる TOP10」

 ここ数年で大きな変化が見られたのは「インターネット無料」関連のニーズです。長年首位を保っていたこの項目は、今回の調査で9年ぶりに首位が入れ替わり、単身者向けは高速インターネット無料、ファミリー向けはエントランスのオートロックが1位となりました。
 単身者はテレワーク、ゲーム、動画視聴など生活スタイルの変化により通信速度へのニーズが高まり、ファミリー世帯では家族全員が同時にネットを利用することで「速度低下への不満」が増えています。「エントランスのオートロック」も防犯意識の高まりから、性別を問わず高い支持が続いています。
 さらに、ガレージや24時間ごみ置き場といった利便性設備の評価が上昇しており、今後もこの傾向は強まっていくと考えられます。

2.「この設備がなければ入居が決まらない設備」の傾向

表2「この設備がなければ入居が決まらない TOP10」

 単身向け・ファミリー向けともに1位はエアコンで、3年連続で首位となりました。近年の猛暑により「備わっていて当たり前」という認識が定着しています。
 室内洗濯機置場も引き続き上位で、単身者は屋外設置の生活経験がない層が増えていること、ファミリーではドラム式洗濯機の普及により「大型機が置ける広さ」へのニーズが強まっています。テレビモニター付きインターホンも、オートロック代替的な役割から高い評価が続いています。

3.築年数から見る「設備導入の考え方」

 ここからは、築年数別におすすめの設備をご紹介します。築年数は、新築から築10年、築11年から20年、築21年から30年、築31年以上の4つに分けています。大規模修繕編の「10年ごとの経費の変遷と収入に対する割合」も併せてご覧ください。

●新築から築10年は【高速インターネット】がおすすめ!

 多くの設備が既に整っており、「この設備がなければ入居が決まらない」上位項目はほぼ網羅されています。この時期はキャッシュフローを確保したい時期のため、費用を抑えつつ魅力を高められる設備が適しています。

 高速インターネットは、世帯当たり数千円で導入でき、家賃1,000〜2,000円の上乗せでキャッシュフローを圧迫せずに競争力を高められます。

築11年から築20年は【エアコン交換】がおすすめ!

 投資と維持のバランスが重要な時期です。設備故障が増えてくるため、入れ替えのタイミングを「魅力アップ」に転換する考え方が有効です。
 エアコンについては、特にファミリー向けは製造年月日を気にするご入居者様が多く、原状回復時の交換は内見時の好印象や故障リスク低減につながります。

●築21年から築30年は【室内設備の改善やリノベーション】がおすすめ!

 減価償却費が減り、税負担と修繕費が重なり始める時期です。室内設備の改善が税負担調整の一手にもなります。たとえば、室外洗濯機置場を室内へ、畳をフローリングへ変更するとよいでしょう。賃料減少を防ぎ、物件価値を維持する施策として効果的です。
 長期入居者退去の際には、リノベーションも検討対象になります。原状回復に100万円〜150万円かかるケースもあるため、25㎡・1Kで300万円程度のリノベーションを行い、10〜20年後のキャッシュフローで比較検討することをおすすめします。

●築31年以上は【建物の今後について検討すること】をおすすめ!

 維持か売却か建て替えかを検討する時期です。建て替えを視野に入れる場合、大規模な設備投資やリノベーションは不要です。重要なのは、「築年数が古い物件」ではなく、「古めかしい印象の物件」が敬遠されるという点です。今後も10年以上運用する場合は、人気設備の導入や内装改善によって印象を変えるだけで、賃料アップにつながるケースが多くあります。


 いかがでしたでしょうか。人気設備ランキングは、毎年の入居者ニーズの変化を映す“もっともわかりやすい指標”です。順位だけで判断するのではなく、物件の築年数・ターゲット層・エリア特性を踏まえて導入の優先順位を整理することで、設備投資の費用対効果は大きく変わります。また、通信環境や防犯設備など、ご入居者様のライフスタイルに直結する設備は、今後ますます重要性が増していくと考えられます。空室の改善だけでなく、将来的な物件価値の維持にもつながるため、早めの検討がポイントです。

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