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2026.08.01 Minotta掲載記事 メンテナンス

壊れてからでは遅い!?オートロック設備の交換は計画的に!

 オートロックは、防犯性の高さからご入居者様に人気の設備です。特に、女性や初めて一人暮らしをされる方にとっては、物件選びの大切なポイントの一つとなっています。

 オーナー様の中には、「壊れてから交換すればいい」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、故障してからでは、ご入居者様の生活や賃貸経営に影響を及ぼすこともあります。

 今回は、オートロック設備の交換時期や、故障前に計画的な更新を進める重要性についてご紹介します。

1.オートロック設備にも寿命があります

 オートロック設備の交換時期は、設置から約15年が一つの目安とされています。特に、

  • 白黒モニタータイプ
  • エントランスの集合玄関機にカメラが付いていないタイプ
  • モニターが付いていないインターホン

などを使用している建物では、設備の更新時期を迎えている可能性があります。近年では、カメラ付きモニタータイプのオートロック設備が普及しており、防犯性やご入居者様の安心感を高める設備としても注目されています。

 オートロック設備は24時間365日休むことなく稼働しているため、内部の部品も少しずつ劣化していきます。見た目には問題がなくても、内部では経年劣化が進んでおり、長年問題なく使用できていても突然故障するケースは珍しくありません。

 また、メーカーでは生産終了後も一定期間は部品を保有していますが、その期間を過ぎると修理に必要な部品が手に入らず、一部だけ交換したくても対応できない場合があります。

 そのため、現在問題なく使用できている場合でも、設置から15年程度経過している場合は、将来的な交換に向けて早めに検討しておくことが大切です。

2.故障してからでは遅い理由

 オートロック設備が故障すると、以下のようなトラブルが生じ、ご入居者様の生活に影響を及ぼしてしまいます。

  • ご入居者様や来訪者が建物へ入れない
  • 建物から外へ出られない
  • 来訪者を確認できない
  • オートロックが解除できない

 オートロックは、防犯設備としてだけでなく、日々の暮らしを支える設備でもあります。そのため、突然使用できなくなると、ご入居者様に大きな不便や不安を与えてしまいます。

 また、古い機種で修理に必要な部品がない場合には、システム全体の交換が必要になるケースもあります。すると、交換が完了するまでの間、エントランスを開放した状態で運用せざるを得ない場合もあり、防犯性が低下してしまいます。

 オートロック付き物件としてご入居いただいた方にとっては大きな不安となり、場合によっては賃料減額などの相談につながる可能性もあります。また、募集時にも「オートロック付き」という設備条件を重視して選ばれた方にとっては、物件への印象にも影響する可能性があります。このような状況は、空室期間や募集条件にも影響し、結果として賃貸経営の収支に影響を及ぼすことも考えられます。

3.更新は計画的に進めましょう

 オートロック設備は、建物ごとに戸数や設備構成が異なるため、交換機器もその建物に合わせて準備します。そのため、機種を決定してから納品まで約2か月程度かかるケースもあります。

 更新工事では、まず交換する機種を決定し、機器の手配を行います。その後、ご入居者様へ工事日程をご案内し、各住戸のインターホン交換日を調整します。各住戸での作業は室内に立ち入って行うため、ご入居者様の立ち会いが必要です。

 ミノラス不動産では、土日を中心に工事日程を設定するほか、ご都合が合わないご入居者様については社員が代理で立ち会うなど、できるだけご負担を軽減しながらスムーズに工事を進められるよう対応しています。

 このように、オートロック設備の更新は事前準備や日程調整が欠かせません。設置から15年程度を目安に、余裕を持って計画を立てることをおすすめします。

4.費用の目安とリースという選択肢

 オートロック設備の更新費用は、設備の仕様にもよりますが、1住戸あたり約10~15万円が目安です。例えば、10戸のアパートであれば、総額150万円程度になるケースもあります。

 設備の更新にはまとまった費用が必要になるため、故障するまで使用したいと考えるオーナー様もいらっしゃいます。しかし、故障してから交換する場合は、ご入居者様への対応や募集への影響など、費用以外の負担が大きくなる可能性があります。

 そのため近年は、リースを利用して設備を更新するオーナー様も増えています。リースであれば、まとまった費用を一度に準備する必要がなく、毎月の支払いとして計画的に更新を進められます。また、毎月の経費として計上できるため、収支計画も立てやすくなります。

 さらに、設備更新を「一度きりの工事」と考えるのではなく、将来の更新時期まで見据えて計画を立てやすいこともリースのメリットです。計画的に更新することで、部品供給の終了によって交換が難しくなるリスクを軽減しやすくなるほか、更新のタイミングに合わせて新しい設備を導入しやすくなります。


 オートロック設備は、防犯設備であると同時に、ご入居者様の安心・安全を支える大切な設備です。設備を計画的に更新することで、故障によるトラブルを防ぐだけでなく、ご入居者様の安心感や満足度の向上にもつながります。また、設備が適切に更新されていることは、募集時における物件の魅力を維持することにもつながります。

 「壊れてから考える」のではなく、設置から15年程度を目安に計画的な更新を検討することが、建物の資産価値を維持し、ご入居者様に長く安心して暮らしていただくことにつながります。

 ミノラス不動産では、「大規模修繕・メンテナンス勉強会」を開催しています。オートロック設備をはじめとした建物設備の更新時期や、計画的な修繕の進め方についても分かりやすくご紹介していますので、ぜひお気軽にご参加ください。

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