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ミノラス不動産にご相談を頂くオーナー様「こんな事で困ってます」
今回は、最近実際に弊社へご相談を頂いたオーナー様の事例を共有させて頂きます。
A・Bオーナー共に、複数の空室が存在している状況でした。
なかには1年近く長期で空室のお部屋もあり、募集依頼をしている不動産会社とのコミュニケーションも上手くいっておらず、状況を十分に把握しているとは言えない状態でした。オーナー自身で不動産会社に出向く事や、電話で問い合わせをしておらず、なぜ空室が続くのか?どうすれば空室を解消できるのか?まず何から初めて良いのかもわからない状況でした。
実際に弊社へのご相談時に、アドバイスをさせて頂いた事例を次に記載させて頂きます。
STEP1 状況の把握①
今から備えて春には満室参照
まずは、現在空室の物件がどのような状況なのか把握をする必要があります。そもそも”募集されていない”という状況が最悪です。不動産業者間サイトのREINS(レインズ)やSUUMOなどのポータルサイトに、所有している物件がキチンと掲載されているのか確認をしました。レインズは不動産会社でないと閲覧できないので、取引会社の「掲載している」という返答は、掲載画面を見せて貰うなど証拠を出して頂く必要があります。今回お問い合わせ頂いたオーナー様のお建物は、レインズ・SUUMO共に掲載がありました。※万が一、掲載されていない状況が確認されれば、依頼している不動産会社に問い合わせましょう。
STEP2 状況の把握②
今から備えて春には満室参照
次に、掲載されている情報が正しいか確認しました。住所や㎡数が正しいかの確認はもちろんですが、掲載の写真や設備・条件なども正しいか確認をしました。結果的に長期空室の場合は”誤った情報”や”情報不足”な状況が多いです。ご相談のオーナー様の物件は写真が暗く、導入されている設備が”募集図面には”記載されておりましたが、ネット上に登録情報の記載が無い状況でした。結果、ネットでの検索でヒットしませんでした。また、複数社に依頼をしている「一般媒介」のメリット・デメリットなども把握しないまま掲載を続けているだけで、お手元に募集図面もありませんでした。
STEP3 条件の見直し
2022年度の設備ランキング、今から備えて春には満室参照
そもそも掲載されている情報に誤りが多いため、空室のお部屋にオーナー様と一緒に赴き、正しい情報を収集+写真の撮り直しを実施しました。正しい情報を収集出来ましたので、近隣の競合・成約事例の確認、AI査定などの様々なシステムを駆使し、適正賃料と入居条件(初期費用、キャンペーン、国籍や人数など)をご提案させて頂きました。また、設備の追加導入も人気ランキングから優先順位を付けてご提案をさせて頂き、オーナー様のお考えとすり合わせをする打ち合わせを実施。入居者目線から選べるプランや、法人契約限定で外国籍も相談可にしました。原則、弊社のリーシングの取り組みを最大限生かす為に、専任+管理でのお取引のお願いと、双方の認識の間違いを無くす為に管理委託契約を結び、書面を交わしてから新しい条件で募集を開始しました。
STEP4 定期的な分析と対策
物件の顔!共用部の美化・保全も空室対策には影響大?!参照
正しい情報を掲載して募集を開始し、2週間ほどでお問合せや案内が出てきました。実際に内見をした業者へのヒアリングを実施し、定期的に生の声をオーナー様へフィードバックさせて頂きながら、二人三脚で”選ばれる為には”を考えながら少しずつ条件の見直しをおこない、案内時の印象を良くするために同時並行で共用部の整理や改修も進めました。
STEP5 申込報告と審査
募集を開始して1ヶ月ほどで、申込みを頂く事が出来ました。入居者様の情報収集と本人確認、各種書類の提出をお願いし、最終判断をオーナー様に確認し承諾を頂けましたら無事契約です。
いかがでしたでしょうか。今回はほんの一例ですが、問い合わせの多くは”長期空室”です。不動産は全く同じ物は1つとして無いので、まずは現在の状況からお調べさせて頂き、アドバイスをさせて頂きます。お気軽にご相談下さい。
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この記事の執筆者紹介
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