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2021.09.16

駐車場のROA

 今回は、駐車場のROA(総資産利益率 Return on Assets)について記載いたします。

 ROAとは資産全体に対して、どれだけの利益が生み出されているのかを計るものです。つまり、ROAが高ければ、高いほど、効率よく利益を出していることになります。

 ROA(%)=(当期純利益÷総資産)×100

 下記事例を用いて駐車場のROAを見ていきます。

  例)土地 約170㎡(10台分の車室確保可能)

    路線価400,000円  借地権割合60%

    相続税評価額における小規模宅地の特例適用可能(200㎡までの50%評価減)

 ※該当する条件に当てはまる必要があります

  ●相続または遺贈により取得。

  ●その宅地等を引き継いだ人が、相続税の申告期限までに貸付事業を引き継いだ人が、かつ、申告期限まで貸付   

   事業を行っている。

  ●申告期限までにその宅地等を保有していること。

  ●相続開始前3年以内に新たに貸付事業を始めた宅地等でないこと。

  ●駐車場として使われている宅地の上構築物(アスファルト舗装、コンクリート舗装、塀、門扉)があることが

   必要。

    ※固定資産税等1.7%

 駐車場において、月極駐車場よりもコインパーキングの活用の方がROAは高くなる傾向があります。月極駐車場の空車室が多く稼働率が低いようですとなおさらです。ROAの視点も取り入れて頂くことをおすすめします。駐車場の空車室があり、アパートマンション建築はまだ考えていない場合など、コインパーキングも選択肢として良いのではないでしょうか。

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