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駐車場ビジネスを知る
アパートに設置された駐車場等、賃貸管理に付随して駐車場管理を行っているオーナー様も少なくないと思います。今回は、駐車場ビジネスの現状と種類について説明します。
駐車場ビジネスの現状
下のグラフ1は一般財団法人 自動車検査登録情報協会の「自動車保有台数推移表 令和3年」、グラフ2は国土交通省が2017年に発表した「駐車施策の最近の動向 コイン式駐車場の車室数推移」から作成したものです。
自動車を保有する方は減少していると思われがちですが、実はまだまだ増加傾向にあります。コロナ禍になり、ステイホームや在宅ワークが中心の生活となった2020から2021を見ても保有数は増えています。そして、自動車の増加に伴いコインパーキングの台数も毎年増え続けています。
一方、月極駐車場の契約台数は減少傾向にあるようです。賃貸物件の入居率は95%でも駐車場の稼働率は80%未満という話もよくあります。その背景には、「車は乗るが保有はしない」カーシェアリングという新たなライフスタイルが一般化してきていることにあります。それに伴い、空きスペースを時間貸しする駐車場サービスや数台単位での時間貸し駐車場のニーズが増えています。
さらに、自動車技術の発展も著しく、近年耳にすることが多くなった「完全自動運転」2025年までに導入されると言われています。バイクでは「空飛ぶバイク」の発売も発表されました。自動車技術が発展すると当然、これから駐車場の進化も求められます。最近では、コインパーキングでもETC決済が可能になっている駐車場もあります。これから、ますます駐車場ビジネスは進化していくと考えられます。
すぐに収益につながる 駐車場ビジネス
これからの駐車場の発展も注目すべきですが、まずは今すぐに検討できる駐車場ビジネスを3つ紹介します。
1.コインパーキング
月極賃料1万円~の工リア、駅前や商業地・住宅地で適している方法です。機械購入から運営まで、全て不動産会社に委託することが可能です。5台以上収まる空き駐車場(月極)をお持ちの方にオススメです。リスクも少なく、遊休地、空き駐車場の有効活用が可能です。
2.チケットパーク
月極賃料5,000円~10,000円のエリアで適している方法です。時間単位ではなく「1日500円」など、日数単位でのコインパーキングです。こちらも、コインパーキングと同様に機械購入から運営まで全て委託することができます。
3.予約サービス
1台単位での駐車場を貸し出す方法です。予約サイトを運営している会社に手数料を支払った後、オーナー様の収入となります。
今回は駐車場に注目しましたが、土地の活用方法は様々です。時流を捉え、地域で可能性のある商品について、競合・収支シュミレーションを行った上で、土地活用をしてみてはいかがでしょうか。
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この記事の執筆者紹介
ミノラス不動産
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