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以前の記事で経費の使い方の一つとして、賃貸住宅修繕共済をご紹介してきました。今回は似ているようで似ていない商品をご紹介したいと思います。その名も、㈱アローペイントの「コツコツめんて」。賃貸住宅の建物メンテナンスのサブスクリプションサービスと言われているものです。こちらの記事でも紹介している商品になります。
さて、「コツコツめんて」とはどんな商品かと言うと、一定期間(15年間)内に起こるであろう修繕工事を設定し15年間定額の料金を支払い、傷んでいる箇所からこまめに修繕工事を受ける事が出来るサービスです。
もちろん毎月支払った金額は経費として計上することもできます。
防水屋さん、ペンキ屋さんから、全てを塗り替える見積り、足場を建てるからという理由で、全てを修繕する内容の見積りを受け取ったことはないでしょうか。
急に数百万、数千万円のお金を準備できるものではありませんし、建物の傷むスピードは箇所によって異なります。そこで「コツコツめんて」は、毎年1階塗装会社のプロが点検し、修繕が必要な箇所があれば修繕する、補修程度で問題ないようなら補修もする、不測の事態が発生してしまい建物で漏水が発生した場合でも速やかに修繕か補修できます。
もちろん定額で料金は支払っていますので、都度費用は発生いたしません。
サービスを提供いただける期間≒支払期間は建物維持に関しては保証が付くようなものだと考えていただいて良いと思います。
契約する期間の最長が15年ですが、その後については建物の対応年数、最終的に実施した工事からの年数により再度協議し、再契約ができます。また、予想以上に痛みの進捗が早かった場合、お金がたまる前に工事の必要性が発生した場合、計画よりも前倒しで工事をしないといけない場合でもトータルの期間で支払いを計画しているということですので、特別に追加で料金が発生することもありません。
なお、工事が前倒しになった物件を途中解約し、不足金が発生した場合は現金精算となります。また途中で売却した場合でも買主さんへ引き継ぐことは可能となり、相続の場合も同様に引き継いだ方が継続して使用する事も可能です。
赤く塗られている部分が実際の工事を予定する期間となっています。
2~4年位の範囲で設定している事がわかります。建物の実際の状況により、この期間の中で工事を実施していく予定ですが、この幅と全ての工事が出来るという事が実は業者さん側にもメリットがあるようです。
確定している仕事量、工程も含めてコントロールできることは業者さんの生産性の向上にも繋がります。
最後に、別の記事でご紹介しました「修繕共済」については大型物件であり、築年数が浅い物件程、有意かもしれません。
逆に「コツコツめんて」は築年数の経過した物件などにメリットがあるように感じます。場合によっては施工時期が前倒しで出来たり契約期間中の軽微な補修も含めて対応していただけることはメリットが有ると思います。
経費の使い方は様々ですが、現状把握から修繕計画の作成、今後のプランニングと言う様な流れは共通です。
悪天候でも心配事(漏水トラブル)の無い賃貸経営を奨めて頂ければ幸いです。
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この記事の執筆者紹介
ミノラス不動産
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