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物件の顔!共用部の美化・保全も空室対策には影響大?!
物件の共用部はお部屋に入る前に誰もが通り、目の付く場所なので「物件の顔」とも言われています。清掃や美化が行き届いている物件は、清潔感に加え、管理がしっかりしているという安心感につながります。共用部の印象は申込成約率や既存入居者の満足度にも大きな影響を与えます!
今回は、共用部のチェックポイントをいくつか掲載します。ぜひ、実際に物件の共用部を確認してみてください。
外壁・外回り
メンテナンスが行き届いているか否か判断されるのが建物周りです。第一印象を決める部分でもあります。
- ツタが這っていないか
- ひび割れ・サビ・コケ・雑草などはないか
- 駐輪場は清掃・整理されているか
- 駐輪場の屋根に汚れはないか(特に半透明の素材)
- 駐輪場の脚などの鉄部にサビはないか
- 門扉はガタついていないか
- 通路に汚れはないか
定期的な除草や植栽の剪定、ヒビや汚れは大規模修繕のタイミングでキチンと是正しましょう。また、駐輪場は見落とすポイントが多い場所ですが、自転車を利用するご入居者様にとっては、目にする機会が多いです。物件に足を運んだ時には、意識的に確認するようにしましょう。
エントランス・ポスト・掲示物
- チラシやゴミが散乱していないか
- 落ち葉が吹き込んでいないか
- 照明は切れておらず、明るいか
- ポスト・掲示板本体が古い印象を与えていないか
- 空室のポストに封をしているか
- ポストの部屋番号のサインやデザインは統一されているか
- 掲示物が多すぎて散らかっていないか
- 掲示物が少なすぎて殺風景ではないか
ポスト前にチラシ廃棄用のゴミ箱を設置することは、あまりオススメはできません。管理面だけでなく、消防法から避難時の障害になる恐れがあるからです。ご入居者様には、自室で処分をしていただくように呼びかけましょう。
ポストの投函口に養生テープや手書きの紙で封をしている場合は、専用の投函禁止シールに変更すると、今よりも印象を良くできるでしょう。
手書きの掲示物がある場合は、パソコンで印刷をした掲示物に変更しましょう。統一感が出て、見やすくなります。掲示板自体がない場合は、購入して設置することをオススメします。
既存の掲示板やポストが劣化している場合は、交換することもオススメです。
共用廊下・階段
- 落ち葉やホコリが溜まっていないか
- コケが生えていないか
- 汚れで変色している箇所はないか
- ヒビやサビはないか
- 照明はすべてつくか、照明の色は統一されているか
- 廊下のシートは劣化して剥がれていないか
- 私物が放置されていないか
共用廊下は毎日ご入居者様が通り、劣化が目につきやすいポイントです。私物の放置が見られる場合は、ご入居者様への呼びかけが必要です。共用部への私物放置は、入居者間トラブルに発展することもあるので、早期に対応することをオススメします。床の汚れは日常の清掃に加え、定期的に高圧洗浄や機械洗浄などを実施することもオススメです。
法定点検や定期メンテナンス
各住戸や外部升の定期的な排水管洗浄、受水槽や増圧ポンプの点検、消防設備の点検・更新はご入居者様の安心や快適な住生活に必要不可欠です。
究極の空室対策は「退去がない」ことです。不満足による退去を減らすためにも見直しをオススメします。室内設備(特にエアコン・給湯器)は10年を目安にメーカーの部品共有も終了するので、一斉交換をオススメします。
共用部照明の見直し
節電のために一部の電球を抜く「間引き」は、賃料・管理費(共益費)を払っているご入居者様からするとマイナスの印象になってしまいます。引越し先の内見や、勤めている方の帰宅は夜が多いので、薄暗い共用部は寂しく感じられてしまいます。帰宅の時に安心感を感じれるかどうかは大事なポイントです。
既存の共用部の照明が蛍光灯の場合は、LED照明への交換もオススメです。蛍光灯は古い印象を与え、虫も寄ります。LEDなら長寿命で切電効果も期待できます。色は、明るさを重視するなら昼光色を、あたたかさや雰囲気を重視するなら電球色をオススメします。また、印象と機能性のバランスを考えるなら明るめの電球色を選びましょう。最近では、太陽光で蓄電・発行するタイプの照明器具も市場に出てきました。共用部の植栽のスペースに設置することで印象も良くなります。また、明るい建物は防犯面にも一役買います。
まとめ
年末年始のお休みで久しぶりに物件まで赴いたオーナー様も多いかと思います。共用部の印象は、お部屋探し中のお客様に与える第一印象として、また既存のご入居者様に対しては払っている管理費(共益費)の還元や安心感・満足度に繋がります。是非、今一度所有されているお建物のチェックにお役立ていただければ幸いです。
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この記事の執筆者紹介
ミノラス不動産
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