資料ダウンロード 専門家へ相談 LINEで問い合わせ お問い合わせ
お取引のないオーナー様はこちら
0120-958-870
(受付時間:9:30〜17:30/毎週水曜定休)
管理契約済みのオーナー様はこちら
0120-379-072
(受付時間:9:30〜17:30/毎週水曜定休)

お役立ち情報

大切な資産を「守る」「つなぐ」「増やす」ために
役立つ不動産の市況や経営の情報をご紹介

2022.07.07

家賃減額前に取り組める空室対策

 前回、「SUUMO」が提供するAI(人工知能)をつかった客観的な査定の方法をお伝えしましたが、お試しいただきましたでしょうか。ライバル物件の中で、ご自身の物件は今どのあたりに位置付けているのか。近辺でどのような物件が人気があるのか。現状を踏まえて、物件に必要なものは何なのか…。現状の分析と把握はとても重要です。

 「相場賃料に設定して、人気の設備も導入している。写真も撮り直したし…それでもなかなかお部屋が埋まらない…」そんな時は、近隣で募集している数多くのライバル物件に埋もれてしまっているかもしれません!お客様に選ばれるには、他の物件には無い魅力やアピールで少しでも「目立つ」必要があります。

 相場よりも賃料を下げる事は空室対策の特効薬の1つですが、賃料を下げる前に試していただきたい取り組みをいくつかご紹介します!!

▶前回の記事はコチラ「ライバル物件との比較~差別化を図るには~

入居条件の拡大

 国内最大級のお部屋探しポータルサイト「SUUMO」でも特集ページが組まれているように「ペット可」や「外国籍可」のニーズは年々高まっています。しかし、ニーズに対して供給物件数が少ないのが現状です。前回も記載しましたが、”希少性”はそれだけで武器になり、ライバル数の大幅な減少だけでなく、その希少性から家賃UPが見込める場合もあります。それでも心配な場合は、まずは「敷金+1ヶ月で犬以外なら相談可」や「外国籍は法人契約ならok」など条件付きで募集してみてはいかがでしょうか?

SUUMOの入居条件の特集ページ

▶関連記事はコチラ「外国人の受け入れで空室対策
 「需要増!ネコと住める物件

礼金の見直し

「礼金ってなんですか?」

 今の賃貸のお部屋探しの中心になっている世代(20~30代)にとって、退去時に返金される可能性のある預け金「敷金」とは違い、礼金は初期費用を圧迫する謎の存在。由来をスマホで検索しても「過去の遺物じゃん…」といった反応です。近隣に似ている物件が選べるほど有る中で、「礼金無し」は珍しい存在から「無くて当たり前」の世の中になりました。新築や、設備充実の分譲タイプマンションでない限り、「礼金」は入居者にとって嫌な存在という認識が広まってきました。

 人口減少時代の今、賃貸市場は貸主が“貸してあげる“という時代から、借主に”選ばれる”という時代に変化しました。少しでも早くご入居いただくために礼金を見直してみませんか?

SUUMOの敷金・礼金の特集ページ

広告料(AD)の追加

広告料(AD)の追加

 広告料(AD)とは「advertisement(アドヴァタイズメント)」の略称で、入居希望者を物件に案内し、成約に至った客付け業者(仲介会社)に支払う「お礼金」のことを指す仲介業者にとって嬉しいシステムのことです。1度の成約での報酬が直接増えるので、貸主側が広告料をつけることで得られる効果を一言で言うと、仲介業者による当該物件の”紹介率”が上がり、結果として成約率が上がると言えます。

例:「AD100」の表記であれば家賃「1ヶ月」分

▶関連記事はコチラ「広告料(AD)とは?

フリーレント(FR)の導入

 フリーレント(FR)とは、入居後一定期間の家賃が無料になるご入居者様にとって嬉しいシステムのことです。通常借家の契約時には、敷金・礼金・仲介手数料などで家賃の3~6カ月分、さらに、現在の住まいの解約日までの家賃や引越し代金、家具・家電などの購入代金が費用としてかかります。フリーレントの賃貸住宅を選んで、初期費用を減らせるのは入居者にとっては嬉しいですね。

※契約後一定期間中の解約にはフリーレント分返却など違約金などを設定します。

▶関連記事はコチラ「空室対策!フリーレントとは

ホームステージングの導入

 ホームステージングとは、お部屋に家具や小物類を入れて、居住空間を演出する方法です。実物の家具家電の設置や、VRで映像を合成する方法で、家具家電の配置や居住するイメージがしやすくなります。また、設置した家具家電をそのままプレゼントすると、モデルルームにそのまま住める「オシャレな暮らし」が提供できたり、家具家電を購入しなくてよくなるお得感や手軽さを感じていただけたりします。

▶関連記事はコチラ「お部屋のイメージをUP!ホームステージングとは

まとめ

 今回お伝えした内容は一部ですが、相場家賃よりも賃料を低く設定する方法以外にも「空室対策にはいろいろな方法がある」ということです。もちろん、適性な家賃設定と設備導入で募集をすることが前提ですが、様々な工夫やアピールをする事で「選ばれる」物件になる可能性は高められるのです。空室にお困りの方は、賃料を下げる前に、物件やニーズに合った空室対策を取り入れてみてはいかがでしょうか。

▶オススメ関連記事「高齢者の受け入れについて
仲介会社が「紹介しやすいお部屋」とは
SUUMOで検索!入居者ニーズを分析

オススメ勉強会

関連サービス

この記事の執筆者紹介

アバター画像

ミノラス不動産

私たちは次世代へ大切な資産を「守る」×「つなぐ」×「増やす」ために、お客様の不動産継承計画を共に実現させる不動産サポート企業です。

メルマガ 情報誌Minotta無料購読 YouTube LINE会員募集中 専門家へ相談① 専門家へ相談②