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底地や借地の評価は、一般の不動産とは異なり「利用制限がある土地」「分離した権利」として扱われるため、考え方がやや複雑といえます。また、底地は収益性が低く、相続時の評価が高いため、将来的に相続の際に大きな負担となる可能性があります。次世代へ問題を先送りにせず、底地借地関係の解消を検討されることをおすすめします。
このコラムでは、底地・借地の基本の知識から、応用的な内容まで順にご紹介していきます。
底地や借地について、「今の地代は妥当な額なんだろうか?」と考えたことはありませんか?また、最後に地代を見直したのはいつでしょうか?今回は、底地・借地の基本知識として、地代の目安の算出方法をご紹介します。
地代の目安の算出方法と条件による調整
実は、地代の目安を算出するのは難しいことではありません。算出する上でご準備いただきたいのは「固定資産税・都市計画税の年間合計額」です。これらは納税通知書に記載されていますので、ご確認ください。地代の目安は、以下の計算で算出できます。
地代の目安・・・「固定資産税・都市計画税の合計額」の4倍 程度
(例)固定資産税・都市計画税の合計が年間10万円だった場合
- 年間の地代の目安・・・40万円程度
- 月額の地代の目安・・・3.3万円程度
実際には加味すべき条件
これはあくまで「標準的な相場」「目安」であり、実際には以下のような条件によっても調整が必要です。
| 立地 | ・駅からの距離 ・商業地か住宅地か など |
| 借地権割合 | ・地域によって60~90%異なる |
| 契約形態 | ・旧法借地権か、定期借地権か ・自宅として利用しているか ・共同住宅として第3者へ貸出しされているか ・店舗や事務所などで利用されているか など |
これらの条件を考慮・反映した上で、「地主・借地人の双方が納得できる適正地代」を導き出すことが大切です。
現状を見直す3つのポイント
- 固定資産税・都市計画税はいくらか?
- 現在の地代(月額・年間)がその何倍にあたるか?
- 周辺の借地相場と比べてどうか?
この3つを確認するだけで、地代の妥当性はおおよそ把握できます。もし「昔から変えていない」「親の代からのまま」という場合は、一度、現行の相場に合わせて見直してみることをおすすめします。
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また、ミノラス不動産では市況等を踏まえた適正地代をご提案可能です。お気軽にご相談ください。
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この記事の執筆者紹介
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